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クラブハウス探訪
竹岡ゴルフ倶楽部  10/23 更新
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 イメージ作りと使い勝手を両立させる

玄関

所在地/千葉県富津市竹岡4277-2
電 話/0439-67-2611
開 場/平成13年10月2日
コース/18H 6531Y P72
ハウス設計/(株)小林建築研究所
ハウス施工/大日本土木(株)
延べ床面積/3644平方m
構造/鉄筋コンクリート

最近の新設ゴルフ場がクラブハウスに必要以上に経費をかけず、効率よくシンプルな構造にするのは当然のことである。
しかし、単なる更衣室ではなく、ゴルファーの休息や癒しを考えるなら、ゴルフ場の性格や立地を考慮するのは不可欠なことだろう。
今回登場する竹岡ゴルフ倶楽部は、平成13年10月にオープンした。千葉県の南房総の丘の上というロケーションを十分考えた造りとなっている。

 「まず、できるだけシンプルにしようと。で、平屋がいいということになりました。ただ、ここは海沿いの山の上で、標高がハウスで110mあります。しかも東京湾の先には、三浦半島、そして、富士山も見えます。それだけの眺望はなかなかありませんので、レストランや浴室は、海と富士山が見えるようにと考えて設計しました」(支配人・塚山実氏)

 ハウス内からの眺望もさることながら、海沿いの道をコースへ向かうとかなり手 前からハウスが見える。コース自体は、ハウスの奥の山の中に広がっている感じで、芝地より南欧風の建物のほうが印象が強い。
「最初から和風より南欧風がいいと。海が見えて温暖な気候ですから、南国リゾート のイメージですか。ただ、ゴルフ場自体、自然の林を切り開いて造っているわけですが、当然、南国の樹木とは違います。そこで、ハウス周りには、ヤシ類やデイゴなどを植えて雰囲気を壊さないようにしました」(塚山支配人)

 構造的には、平屋でムダなスペースはない。プレー後のレストランの需要が少なく待ち合わせ場所が必要と、あえてフロント前のスペースにラウンジも設置した。イメージ作りと使い勝手を両立させた経済的なハウスである



ハウス外観 ロビー
クラブハウス外観。スペイン瓦を使用した屋根とアーチ状の軒・廊下、そして、中央の塔が南欧風の雰囲気を醸し出す 玄関を入ると、ゴルファーはすぐ右側に棚があり、そこに手荷物をおいて左奥のフロントまで進む
フロント正面 レストラン
フロント正面、玄関を入って右手の廊下はレストランに続く。左右の廊下の中心はソファが置かれ、ラウンジになっている。朝夕、利用者は多い レストランの窓からは手前にコース、その先には東京湾、そして対岸の神奈川県三浦半島が望める。15卓、60席
男性浴室 ロッカー
男性浴室。シンプルで明るく、清潔感がある ロッカーは男女同形で、男性210本、女性84本


つづく
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ゴルフ場セミナーより転載

ゴルフ場の運営に携わる専門家向けに発行されている、ゴルフダイジェスト社発行「ゴルフ場セミナー」誌のカラー企画「クラブハウス探訪」からの転載です

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