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クラブハウス探訪
足利カントリークラブ飛駒コース  8/27 更新
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 機能を2階に集中させ
 従業員全員の兼務体制を容易にする

フロントロビー

所在地/栃木県安蘇郡田沼町飛駒6380
電 話/0283-66-2201
開 場/昭和62年9月15日
コース//18H 6320Y P72
ハウス設計/(株)モアブレーン、アトリエ・イマジン
ハウス施工/(株)楯建設
延べ床面積/1502平方m
構造/鉄骨

機能性を重視したハウスとは、動線がよく、来場客の行動がスムーズで分かりやすく、従業員もそれぞれの部署で動きやすいものだった。しかし、現在では従業員が複数の仕事を兼務することが多くなり、単に担当部署1カ所での働きやすさでは物足りなくなってきている。今回紹介するリニューアルした足利CC飛駒コースのハウスは、従業員の兼務をも考慮に入れた機能的なハウスである。

「機能性とともにコースイメージにマッチすることを念頭に設計しました。飛駒コースは女性やビギナー向けなので、ゆとりを感じることと優しさですか。ですから、デザインの基本はアール、曲線の組合わせです」(取締役総支配人・遠藤正人氏)

 外観はクジラを思い起こさせる湾曲した屋根。室内も天井や壁のデザインに曲線を多く使用している。また、外観がアルミカーテンウォールで金属的な感じがしてどうしても周りの自然と溶け込みにくいために、内装は、淡いえんじのカーペットにクリームやベージュの壁・天井と色調を明るくソフトに統一している。

 機能性としては、何といっても1階をカート庫とスタート室として、フロント、ロッカー、レストランなどをすべて2階に集約した点。しかも、フロント対面の左にレストラン、右にロッカー入口、中央がコースへの出口で、ゴルファーの動きもチェックできる。さらに、レストランの入口はガラス張りで中の動きも確認でき、仕事の忙しさを見ながらフロントからレストランへ、従業員が応援に行くのも容易である。また、来場客は気がつかないが、ハウス地下がコース管理用の貯水槽(600t)となっているなどの工夫もある。



ハウス外観 玄関
コース側のハウス外観。屋根は鯨をイメージさせる曲線を描いている 1階の玄関とホール。入口手前にキャディバッグ置場があり、ホール奥の階段下にトイレがある
レストラン コンペルーム
2階レストラン。14卓あるテーブルが整然と並べられている。しかし、その間隔は広く、ゆったりしたイメージ レストラン奥にあるコンペルーム。2部屋にわけられ、レストランとの仕切りも可動式。24人収容
ロッカー" 浴室
当初の設計では、入口で靴を脱ぐことになっていたというロッカー。結局、オーソドックスな形に落ち着いたが、ロッカー列の間隔は広い。男性180本、女性60本、兼用24本 浴室は、脱衣室、浴場ともにシンプル。余計な飾りがない方がかえって使いやすいとの考えから


つづく
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ゴルフ場セミナーより転載

ゴルフ場の運営に携わる専門家向けに発行されている、ゴルフダイジェスト社発行「ゴルフ場セミナー」誌のカラー企画「クラブハウス探訪」からの転載です

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