「高原コースでもあり、周囲の山々の自然とマッチすることがコンセプトでした。そうなると、あまり豪華なものより、開放感のあるシンプルなデザインがいいということで、現在のクラブハウスとなったと聞いています」(赤澤正己副支配人)
延べ床面積2037平方メートルと、比較的小さいハウスである。しかし、フロント、ロッカー・浴室、レストランといった常用スペース以外に、朝夕の待ち合わせや歓談に使うラウンジが1階のロビー脇にある。ここはフロントからも見え、ゴルファーが気軽に声をかけられる距離である。また、フロントとマスター室はつながっている。フロントに従業員がいれば、客の動きも分かり、レストラン関係以外の気配りのほとんどが出来る仕組みだ。
「ハード的に凝るよりも、ソフトを充実させてお客様に接しようというのがゴルフ場としての基本姿勢です。もちろん、表玄関をガラス張りにして日本アルプスが見えるようにしたり、浴室の床を黒みかげ石にして滑らないようになどの配慮はしていますが」(赤澤正己副支配人) オーソドックスであることが、よりサービス面の向上に役立ついい例と言えよう。