明るさがテーマのハウスの多くは、当然、ガラス張りのスペースが広く取られている。大熱海国際GCも、コース側はすべてガラス張り。景観は、遠く正面に鎮座する富士山となる。しかも、建物全体が、ガラス張りのコース側にアールをもたせ、視界も広い。そのため、開放感もより強調される。
一方、機能性の面では、いたってシンプル。フロントの対面がロッカー、浴室。その入口手前の階段を上がればレストラン。階段のわきにはスタートテラスへの出入口。コンペパーティなどがなければ、ゴルファーの動線は非常に単純だ。
「シンプルで清潔感があるということに加えて、堅牢であるということも、今回のハウス新築のコンセプトでした。ガラス張りの部分が多く、シンプルな構造だからといって、構造的に頼りないとせっかくの開放感も心もとないものになってしまいます。そこで、柱はもちろん、梁にも工夫を凝らして堅牢な構造にしました」(大嶋充雄支配人)
さらに、女性ロッカーが100本にレディース専用ラウンジの設置と、女性ゴルファーに配慮している点、また、直接ゴルファーの目には触れないが、エコアイスなどの省エネ設備の充実も注目に値する。