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クラブハウス探訪
セントクリークゴルフクラブ  5/21 更新
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  木質系の重厚感で統一し全ての部屋を独立させる

ロビー

所在地/愛知県東加茂郡足助町大字月原字黒木1-1
電 話/0565-64-2121
開 場/平成元年10月20日
コース/27H 10476Y P108
ハウス設計/(株)レーモンド設計事務所
ハウス施工/鹿島、間組JV
延べ床面積/4244.92平方m
構造/鉄筋コンクリート、一部木造

高い天井、広々とした開放感のあるロビー、レストラン。多くのクラブハウスは、豪華さややすらぎの演出に大きな空間を利用してきた。しかし、冷暖房など光熱費といった面では、かなりの経費負担になる。今回のセントクリークGCのハウスは、従来の大空間スタイルではなく、各部屋をそれぞれ区切って独立させ、木質系のインテリアで統一し、重厚感を出している。

 2階建てのクラブハウスは、表玄関から入ってフロント前ロビーに進むと、大きな階段が目に入るケースがほとんど。しかし、セントクリークGCは、ロビーは吹き抜けになってはいるものの、2階の回廊でその奥の視界は適当に遮られ、階段はあまり目立たない。扉こそないが、朝のフロント・ロビーの混雑ぶりは建物の奥には伝わらず、逆に昼のターンやホールアウト時に玄関の様子が見えないので、ゴルフ場外の雰囲気は持ち込まれない。

 「プレーヤーの動線は悪くないと思います。男女ロッカー室、朝・昼食のレストラン、ショップはそれぞれ隣接してますし、スタートテラスもすぐです。それから、1階のレストランからコースが見えないのも、うちの特徴です。プレー以外では完全にゴルフコースから離れる、というコンセプトです。そして、2階はコンペルームとダイニングルームという構成で、完全にホールアウト後に利用していただくスペースとなっています」(村瀬一夫取締役支配人)

 1階と2階の利用目的が完全に異なっている。したがって、午前中は2階は立入禁止。パーティ準備などのスタッフが出入りするだけだ。ダイニングルームもあるために、厨房が2つという造りも変わっている。



ハウス外観1 ロビー
外壁はストーンウォール。スコットランド中世の城のイメージ 表玄関を入りロビーからハウス奥を望む。目線を下げれば、階段もその奥のプロショップも見える
2階ダイニングルーム コンペルーム
2階のダイニングルーム。ロビー吹き抜けの天井同様の木材での大胆な梁でスコティッシュな雰囲気をだしている コンペルームは2階にあり、3ケ所に分かれており、それぞれ雰囲気が違う。8室180人収容
浴室" ロッカー
ロッカー室は男女とも同型。広々としたスペースがとられている。男性356本、女性58本 浴室は男女ともシンプル。女性の脱衣所はスペースの割に洗面が多い


つづく
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ゴルフ場セミナーより転載

ゴルフ場の運営に携わる専門家向けに発行されている、ゴルフダイジェスト社発行「ゴルフ場セミナー」誌のカラー企画「クラブハウス探訪」からの転載です

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