2階建てのクラブハウスは、表玄関から入ってフロント前ロビーに進むと、大きな階段が目に入るケースがほとんど。しかし、セントクリークGCは、ロビーは吹き抜けになってはいるものの、2階の回廊でその奥の視界は適当に遮られ、階段はあまり目立たない。扉こそないが、朝のフロント・ロビーの混雑ぶりは建物の奥には伝わらず、逆に昼のターンやホールアウト時に玄関の様子が見えないので、ゴルフ場外の雰囲気は持ち込まれない。
「プレーヤーの動線は悪くないと思います。男女ロッカー室、朝・昼食のレストラン、ショップはそれぞれ隣接してますし、スタートテラスもすぐです。それから、1階のレストランからコースが見えないのも、うちの特徴です。プレー以外では完全にゴルフコースから離れる、というコンセプトです。そして、2階はコンペルームとダイニングルームという構成で、完全にホールアウト後に利用していただくスペースとなっています」(村瀬一夫取締役支配人)
1階と2階の利用目的が完全に異なっている。したがって、午前中は2階は立入禁止。パーティ準備などのスタッフが出入りするだけだ。ダイニングルームもあるために、厨房が2つという造りも変わっている。