コースの運営コンセプトはアメリカンカジュアルです。つまり、気軽にゴルフに来て、乗用カーでラウンドし、1日プレーを楽しんでいただく。だから、特にクラブハウスの存在は大きな意味は持ちません。もちろん、プレー後にお風呂に入ってホッとしてもらうのは、日本のゴルフの慣習としてありますが」(長谷川幸彦常務取締役支配人)
そこで、平屋造りとし、天井や床などに一般の家屋でも使用するような断熱材を使い、空調や照明もガスと電気の共用型で省エネ設計とした。ゴルファーはゴルフ場滞在6時間で、コースで5時間、ハウスではたった1時間しかない。だとしたら、投資額も6分の1でいいという考え方である。ただし、機能性やイメージは配慮しなければならない。
「シンプルではありますが、その分、明るさやまとまりはいいと思います。お客様、特に女性のお客様からは、きれいで分かりやすいと評判はいいですね」(長谷川支配人)