エントランスホールには何もなく、正面の大きなガラス越しに中庭とコースが見える。右がロッカー・浴室、左がフロント・ロビー、レストラン。活動エリアと準備・くつろぎエリアがはっきり分かれた形だ。
玄関を入っての空間は、特に何も置かないことで、自然のなかのゴルフ場に来たという感じを味わってもらおうという意図です。きらびやかさより質素なイメージを優先し、ハウス内は木の暖かさを感じてもらおうとふんだんに使っています」(営業課長・高橋進次氏)
構造的には鉄筋コンクリート造りでも、天井は木材で覆い、床はカーペットではなく、10×30センチメートルの小さな木の板が敷き詰められている。「この板は砂の上に敷かれています。特注品ですが、特に高価ではなく、取り替えもたやすいのでメンテナンス的にもいいと思います」(高橋氏) 照明も一切蛍光灯は使っていない間接照明で、雰囲気作りに一役かっている。