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クラブハウス探訪
西宮北ゴルフコース  1/23 更新
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  分かりやすい動線で明るい開放感を全面に

エントランス

所在地/兵庫県西宮市山口町上山口
電 話/078-904-1934
開 場/平成12年7月7日
コース/18H 6512Y P72
ハウス設計/(株)恒星建築設計事務所
ハウス施工/五洋建設(株)
延べ床面積/2656平方m
構造/鉄骨造り平屋建

昨今のゴルフ場では、全国各地でいろいろな企画、イベントが行われている。それは、来場するゴルファーに楽しんでもらおうとする姿勢からだろう。ここ1~2年でオープンしたコースの多くが、この姿勢を最初から意識して運営している。もちろん、時節柄、ムダや不必要な装飾はない。そんな今時のサービス姿勢が、クラブハウスの構造からもうかがえるコースを紹介しよう。

 表玄関を入ると、左にフロントがあり、そのままレストラン、その先のコースまで見渡せる。ロッカーや浴室関係以外は、ロビーから見えるという、まさに明るく開放的な間取りの典型である。

「当初はレストランを2階にしようとしましたが、経費面などもあり現在の形になりました。設計の基本的な考え方は、ムダな空間をなくして、全体の動線を分かりやすくということでしたから、それは実現できていると思います」(関口真支配人)

パブリックコースとして、動線もシンプルだし、足を踏み入れやすい雰囲気は十分に出ている。しかも、レストランは他のスペースよりも一段高くなっているが、それを階段で賄うのではなく通路にスロープをつけているため、よりオープンでやさしい印象となっている。また、天井は低めではあるが、閉塞感がないのは、単に間取りだけでなく、通路も床面積の割には広くとってあるため。問題は開放的なために、冬場などは暖気がこもりにくい点だろう。



レストラン ラウンジ
レストランはハウスの中心に位置し、他のスペースよりも一段高くなっている。 テーブルは13卓 レストラン手前のラウンジ。食後の休憩や時間待ちに使用されるスペースだが、ここで持ち込んだ飲み物や食べ物をとる人もいる
外観 キャディバック置場"
ハウス外観。内部を象徴するように、外観も余計な装飾はなく、燃料タンクなども特に囲いはない カート庫と一体になっているスタート室は、いったん外に出た別棟。間にキャディバッグ置場がある
男子浴室 ロッカー
男性の浴室、女性浴室とも、洗い場と浴槽をきちんとセパレートした造り。男性脱衣室は、脱衣棚とカゴが側面に配置されているため、スペースを広く使える。女性の脱衣室には、洗面(4台)の他に、パウダースペース(5台)も用意されている ロッカーもオーソドックス。しかし、通路は十分にスペースがとられている。男性用156本、女性用66本、兼用70本


つづく
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ゴルフ場セミナーより転載

ゴルフ場の運営に携わる専門家向けに発行されている、ゴルフダイジェスト社発行「ゴルフ場セミナー」誌のカラー企画「クラブハウス探訪」からの転載です

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