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クラブハウス探訪
東都郡山カントリー倶楽部  11/22 更新
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  木の香りに包まれる本格的ログハウス

フロント

所在地/福島県岩瀬郡岩瀬村大字今泉字宝光寺1番地
電 話/0248-65-3981
開 場/平成10年4月11日
コース/18H 6610Y P72
ハウス設計/(株)レーモンド設計事務所
ハウス施工/(株)間組東北支店
(株)麟太郎ログホームズ
延べ床面積/1955平方m
構造/鉄筋コンクリート、木造

クラブハウスには、機能性とともにプレーヤーの気持ちを和ますぬくもりが不可欠。その意味では、ログハウスは自然との調和、そして、アロマテラピー効果もある木の香が漂い、評価は高い。一方で、厨房や浴室などの水まわりを考えた時の耐久性や機能性に問題があった。しかし、今回紹介する東都郡山CCのハウスはその問題点を解消している。

 多くのログハウスは木材を横に組んで壁を造る仕組みになっている。しかし、東都郡山CCのログハウスは、太く強度のある丸太で骨格を組み、その骨格間に木材を積み重ねて壁が造られている。この工法によって、本来、小さな空間しか造れなかったものを、レストランやホールのような広い空間を造ることができたという。「それでも、延べ床で1955平方mしかありませんから、小さいほうだと思います。でも却って、小じんまりとしていいという声を聞きます。レストランにはそれでも、高窓をつけて閉塞感がでないように配慮しましたが」(吉田善紀支配人)

 このハウスの最大の特徴は、用途に応じた木造と鉄筋の組合せだろう。表玄関側から見ると、手前のエントランス棟と女性ロッカー、キャディバッグ置場の棟、そして、コース側のレストラン棟と男性ロッカー棟を木造とし、その間の厨房や浴室など水まわりと機械類の設置場所を鉄筋としている。

 「ログハウス自体は、同じ工法で100年以上も使用されている建物があるそうで、耐久性は問題ないし、年々木が締ってきて強度を増すそうです」(吉田善紀支配人)



外観 フロント
ハウス外観。車寄せも大きく、1枚屋根にして、表玄関側から見るとかなり大きいハウスに見える。ログハウスは小さいというイメージを払拭する狙いだったとか エントランスロビーとフロントは壁下部を木材で、上部を板材としている
外観2 コンペルーム
軒を伸ばし、下屋をつけることで雰囲気を出している。左のレストランは、テラスに4卓のテーブルを並べている コンペルームは3室に分けられ、総収容人数は72人
ロッカー 男子浴室
ロッカー室は男女ともログハウス。
木の香りが漂う
浴室棟は男女とも、鉄筋コンクリート。石壁を基調にしており、木材のログハウス部分とは雰囲気が変わる


つづく
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ゴルフ場セミナーより転載

ゴルフ場の運営に携わる専門家向けに発行されている、ゴルフダイジェスト社発行「ゴルフ場セミナー」誌のカラー企画「クラブハウス探訪」からの転載です

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