所在地/秋田県河辺郡河辺町神内字沼の沢32-1 電 話/018-882-5050 開 場/平成7年7月7日 コース/118H 6609Y P72 ハウス設計/Surber Barber Architects,Inc.(米国ジョージア州アトランタ) ハウス施工/清水建設(株) 延べ床面積/3600平方m 構造/鉄筋コンクリート
最近のゴルフ場は、プレー重視の運営で、日頃の雑踏を離れ、ハウス内でゆったりと過ごす非日常の側面が薄らぎつつある。確かに「非日常」にはバブル期の匂いがある。しかし、ゴルファーに「非日常」に浸る「癒し」のニーズがあるのも事実。今回は、そんな癒しの空間を提供するクラブハウスを紹介しよう。
多くのクラブハウスは、玄関を入った瞬間に大きな空間でゴルファーを迎える。しかし、同GCの場合、エントランスの天井は低くスペースも広くはない。ホール奥のロビーが吹き抜けになっているものの、床面積は限られている。むしろ、2階のレストランやラウンジ、あるいは浴室などがゆったりと造られている。 「3万人前後の入場者を目標に、高級志向でスタートしたこと。そして、ゴルファーがくつろぐのは、プレー終了後という考えから、フロント前はあえて広くとらなかったんでしょう。でも、実際、狭くはないです。十分ですね」(黒木久弥総支配人) エントランスが広くないだけに、中に進み入るにしたがって、かえって奥行きを感じ、空間のゆとりが強調されている。また、壁の色や照明がシックに統一されているため、各所に飾られているモニュメントが引き立ち、いいアクセントにもなっている。この調和が、華美ではない豪華さの効果的な演出である。
「3万人前後の入場者を目標に、高級志向でスタートしたこと。そして、ゴルファーがくつろぐのは、プレー終了後という考えから、フロント前はあえて広くとらなかったんでしょう。でも、実際、狭くはないです。十分ですね」(黒木久弥総支配人)
エントランスが広くないだけに、中に進み入るにしたがって、かえって奥行きを感じ、空間のゆとりが強調されている。また、壁の色や照明がシックに統一されているため、各所に飾られているモニュメントが引き立ち、いいアクセントにもなっている。この調和が、華美ではない豪華さの効果的な演出である。