ゴルフダイジェスト出版案内>クラブハウス探訪

クラブハウス探訪
太平洋クラブ&アソシエイツ益子コース  
ゴルフ場情報と予約へ

  格調の高さと機能性をミックスさせる

外観

所在地/栃木県芳賀郡益子町七井3302-1
電 話/0285-72-8231
経 営/(株)太平洋クラブ
開 場/昭和51年9月15日
コース/18H 6756Y P71
ハウス設計・施工/鴻の池運輸東京本店設計部
延べ床面積/2592.86平方m
構造/鉄骨造

乗用カーによるセルフプレーは今では流行の先端ともいえる。そのスタイルを昭和51年のオープン当初から敷いたのが太平洋クラブ&アソシエイツ益子コースである。コースが本格的なフラットな林間コースだったこともあり、その頃としては画期的なスタイルとして注目された。しかし、プレースタイルだけでなく、実はクラブハウスも極めて機能的だった。その旧ハウスを現代的にアレンジしたのが今回の新ハウスである。機能性だけではない、心配りのハウスとなった。

 旧ハウスは、平屋でシンプルな、現在でも先端を行くような省エネハウスだった。特に、車寄せ近くにバッグ置場を配し、朝、車からキャディバッグを下ろすとそのままバッグ置場に並べられ、カートに積み込みが可能となる。このコンセプト、スタイルは基本的に新ハウスでも踏襲されている。

「以前はロッカーも小さく、コンペルームも少なかったこと、そして、コース改造に着手しているので、それにリンクして、カートの動線の見直しやイメージアップもあって今回のハウス新築となりました」(山下勝淹支配人)

 レストラン棟は旧ハウスの駆体をそのままに、事務所・フロント部分だったところをコンペルームやラウンジとし、別棟にフロント、ロッカー、事務所などを新築した。  視覚的特徴としては、壁の色調をすべてクリーム系に統一し、レストランのカーテンやカーペットにも積極的に柄物を使用している。「設計とは別に、女性デザイナーがアレンジしてます。機能性ばかりではなく、やわらかさや明るさをイメージしてもらおうということです。レディースゴルファーなどへの配慮でもあります」(山下勝淹支配人)

 また、コース側に窓の広がるレストランは、窓際の植木をすべて排除し、芝スペースを窓のすぐ下まで広げた。これにより、コースの臨場感も増し、好評だという。



フロント ホール
玄関から入ると、フロント、ホール全体がブラウン系に統一され、天井が高いこともあって、格調高く感じられる。トーナメント開催も視野に入れたコース改造との同調もうかがえる レストラン入口のホール。右に行けばレストラン、正面がラウンジ、左がコンペルームとなる
レストラン 売店
芝の緑が間近に迫るレストランの窓。ゴルフ場には珍しい柄物のカーテンが品格の漂う雰囲気造りにひと役かっているようだ フロントわきのプロショップ。実用的な商品と、焼き物の里らしい益子焼のお土産がこじんまりと整理されている
浴室
浴室は男女共中庭がついている。
女子脱衣所
特に女性の脱衣室は、最近のハウスらしく、
パウダールームが個室になっている


つづく
back ユーアイGC宗像 2001年7月号
目次
上士幌ゴルフ場 2001年9月号 next
特集目次●2012年7月号
競技開催で、イメージ&知名度アップ
コンプライアンスは大丈夫ですか?
DM&メルマガでプロモーション
夏に備える送風機ノウハウ&カタログ
 
ゴルフ場セミナーより転載

ゴルフ場の運営に携わる専門家向けに発行されている、ゴルフダイジェスト社発行「ゴルフ場セミナー」誌のカラー企画「クラブハウス探訪」からの転載です

ゴルフ場セミナーへのメールはseminar@golfdigest.co.jpへどうぞ
 
このページのトップに戻る top