旧ハウスは、平屋でシンプルな、現在でも先端を行くような省エネハウスだった。特に、車寄せ近くにバッグ置場を配し、朝、車からキャディバッグを下ろすとそのままバッグ置場に並べられ、カートに積み込みが可能となる。このコンセプト、スタイルは基本的に新ハウスでも踏襲されている。
「以前はロッカーも小さく、コンペルームも少なかったこと、そして、コース改造に着手しているので、それにリンクして、カートの動線の見直しやイメージアップもあって今回のハウス新築となりました」(山下勝淹支配人)
レストラン棟は旧ハウスの駆体をそのままに、事務所・フロント部分だったところをコンペルームやラウンジとし、別棟にフロント、ロッカー、事務所などを新築した。
視覚的特徴としては、壁の色調をすべてクリーム系に統一し、レストランのカーテンやカーペットにも積極的に柄物を使用している。「設計とは別に、女性デザイナーがアレンジしてます。機能性ばかりではなく、やわらかさや明るさをイメージしてもらおうということです。レディースゴルファーなどへの配慮でもあります」(山下勝淹支配人)
また、コース側に窓の広がるレストランは、窓際の植木をすべて排除し、芝スペースを窓のすぐ下まで広げた。これにより、コースの臨場感も増し、好評だという。