リゾートと銘打つ以上、ゴルフプレーが主体であっても、やはり、リラクゼーションや非日常が用意されていなければならないだろう。パームヒルズゴルフリゾートは、その名のとおり、リゾートを念頭に構成されたゴルフ場である。「当初から『インランド・リゾート』というコンセプトで、プレーだけでなく、パームヒルズの施設すべてがリゾート施設だという考え方を持って、運営しています」(宇良宗堅総支配人)
構造的には、建物中央部に位置するアトリウムの圧倒的な存在感が強烈なインパクトとなっているが、広い廊下やトイレ内部にも、リゾートの趣向が感じられる。特に象徴的なのがスタートテラス。乗用カーの1Rスループレーのスタイルでは、わざわざ2階のレストランに上がるのは、ホールアウト後。それまでの飲食をスタートテラスで行う。
さらに、リラックスのためのスペースが浴室。浴場には各種風呂があり、リラックシングルームでは、バスローブでゆったりくつろぐことができる。
とかく経費に目がいって、レジャー感覚が疎かになりがちな昨今。各々のコースでハウスの存在意味をもう一度考えてみてはどうだろう。