一歩玄関からハウスに入ると、視界の中にコースが飛び込んでくる。一直線でコース側に出ることが可能なのだ。そして、吹き抜けの高い天井も解放感がある。「私もゴルファーとしていろいろなコースに行ってます。経営者としてではなく、プレーヤーとしてこうして欲しいということを積極的に取り入れたつもりです。空調などを考えると効率はよくありませんが、天井は高い方がいいでしょう。まず、ゆとり感と解放感ですね。そして、みんなにとってのシンプルな動線です」(三谷一美社長)
レストランにしても、ラウンジにしても、実にゆったりとしている。相当額の建設 費を思わせるが「備品を含めて12億円ほど。高額なものと同じようなもので素材をちょっと変えて使っています」と、三谷社長。母体会社が建設業なので、そのへんはプロ。
コースの設計監修は、戸張捷氏。「コースとハウスに一体感が欲しかったので、ハウス設計の段階で戸張氏にもアドバイスをしてもらった」という。ハウスに入る、そ してコースに出るまで段差がないのも、そのひとつ。 あくまでも、ゴルファーの立場から発想したハウスになっている。