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  光と風をテーマに機能性と落ち着きを求めた和風設計のハウス

外観 所在地/静岡県小笠原郡大東町小貫1257
経 営/(株)ミオス
コース/18H 6297Y P72
ハウス設計/(株)石井建築事務所
ハウス施工/(株)竹中工務店
延べ床面積/2685平方m(約814坪)
構造/RC造・鉄骨造
ゴルフが高級接待指向のスポーツであった時代のなごりで、いままでのクラブハウスは、とかく重厚感や高級感にこだわってきた。結果、クラブハウス内はシックでうす暗いところが多かった。しかし、大衆化とともにハウス内部はどんどん明るくなっている。今回のミオス菊川CCのハウスも、光と風をテーマにしている。

 女性ゴルファーの増加やニーズの変化に合わなくなったために新築することになり、平成12年4月に完成したのが、今回のハウスである。このハウスの特徴は、何と言っても大きな吹き抜けである。ハウスに足を踏み入れると、その空間が建物の内部ながら解放感を作り出す。

 「壁を木目調にしたのは、日本人の心の安らぎにつながるように、柔らかさを感じてもらう狙いからです。1階は吹き抜けですが、2階のレストランは天井をあえて少し低くしました。これは、目線を下げて、窓からの外の景色を借景として楽しんでもらおうという意図からです。しかし、ハウス新築でいちばん評判がいいのは、男性浴室ですね」(成島重義副支配人)

 ハウス設計のテーマが光と風だったこともあり、天窓の採光や大きな窓などに工夫が見られるが、男性浴室は3方の窓を全開にし、露天風呂感覚をと考えた。風が強かったり、よほど寒くない日以外は冬でも全開とか。この浴室が気に入ってメンバーになった人もいるという。

 もちろん、工夫はそれだけではない。事務所、フロント、マスター室を隣接させたり、空調施設にガスを採用して、電気料金などの光熱費の削減も図っている。機能性にも配慮が行き届いている。



ラウンジ 特別室
1階ラウンジ。朝夕に待ち合わせで賑わう。フロントの対面なので、従業員からも目が届くレストラン奥にある特別室。各種委員会や希望によりメンバーが接客に利用できる
2Fラウンジ 売店
フロント前の大きな吹き抜け空間を2分する形で、レストランとコンペルームを結ぶ通路を広くとり、2階ラウンジとなっている。コース側の大きな1枚ガラス越しに光が射し込む フロント横にある売店。商品は実用性を重視し、こじんまりとまとまっている
女子更衣室 男子浴室
女性浴室も明るく、十分な広さをとっている 男性浴室は3方を開放でき、その外は日本庭園風にアレンジしている。露天風呂気分が味わえると大好評という


つづく
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ゴルフ場セミナーより転載

ゴルフ場の運営に携わる専門家向けに発行されている、ゴルフダイジェスト社発行「ゴルフ場セミナー」誌のカラー企画「クラブハウス探訪」からの転載です

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