女性ゴルファーの増加やニーズの変化に合わなくなったために新築することになり、平成12年4月に完成したのが、今回のハウスである。このハウスの特徴は、何と言っても大きな吹き抜けである。ハウスに足を踏み入れると、その空間が建物の内部ながら解放感を作り出す。
「壁を木目調にしたのは、日本人の心の安らぎにつながるように、柔らかさを感じてもらう狙いからです。1階は吹き抜けですが、2階のレストランは天井をあえて少し低くしました。これは、目線を下げて、窓からの外の景色を借景として楽しんでもらおうという意図からです。しかし、ハウス新築でいちばん評判がいいのは、男性浴室ですね」(成島重義副支配人)
ハウス設計のテーマが光と風だったこともあり、天窓の採光や大きな窓などに工夫が見られるが、男性浴室は3方の窓を全開にし、露天風呂感覚をと考えた。風が強かったり、よほど寒くない日以外は冬でも全開とか。この浴室が気に入ってメンバーになった人もいるという。
もちろん、工夫はそれだけではない。事務所、フロント、マスター室を隣接させたり、空調施設にガスを採用して、電気料金などの光熱費の削減も図っている。機能性にも配慮が行き届いている。