>> 拡大写真 谷原秀人
日本ツアーでの「全英オープン」予選会を突破し、最もセンセーショナルな活躍を演じたプレーヤーと言えば、2006年大会の谷原秀人が記憶に新しい。「日本プロゴルフ選手権」から「ミズノオープン」まで、計6試合の賞金加算額で上位2位に入賞。初めて“全英”への切符を掴んだ。この大舞台で谷原は、2005年の日本ツアー賞金ランク1位の片山晋呉、2位の今野康晴を差し置いて、22位タイで予選を突破する。3日目には「66」と持ち前の爆発力を発揮し、首位のタイガー・ウッズに3打差に迫る7位タイまで急浮上。テレビ中継のリーダーズボードに、「TANIHARA」の名前が踊り続けた。最終日、中盤以降は優勝争いから脱落したものの、1ストローク伸ばして通算11アンダー。5位タイで終え、世界に最も衝撃を与えた日本人プレーヤーとなった。
翌2007年、谷原の元へ「マスターズ」への推薦状が届いたのは、「全英オープン」での活躍が多分に考慮されてのものだろう。ワールドランキング上位でもなく、過去にメジャーの実績を持たない無名の日本人プレーヤーが、日本ツアーの予選会から世界へと飛躍した瞬間だった。
>> 拡大写真 佐伯三貴
「全英リコー女子オープン」では、昨年の日本女子ツアー「フジサンケイレディスクラシック」で初勝利を挙げ、一気に大ブレイクした佐伯三貴の活躍が衝撃的だった。出場資格が決まる最終競技だった「ニチレイPGMレディス」終了時点では、賞金ランキング6位。上位5名には惜しくも手が届かなかったと思いきや、1位の全美貞が出場を辞退したため、転がり込んできた初メジャーの切符。いわゆる“末席”から、驚くべき飛躍を遂げることを誰が想像しただろう。
通算1アンダーの14位タイで決勝ラウンドへ進出。3日目は「風にお手上げでした」と「81」の大叩きで通算8オーバーの37位タイまで後退するが、「悔いが残らないようにプレーした」という最終日。この日のベストスコアタイとなる「67」をマークする圧巻のプレーを披露する。宮里藍、不動裕理らメジャーの常連を一気に追い越し、通算2オーバーの7位タイでフィニッシュした。
今年は、開幕戦から「We Love KOBEサントリーレディスオープンゴルフトーナメント」まで、計14試合の賞金ランキング上位5名が出場権を手にする。例え海外の経験が少ない選手が“全英”行きを決めたとしても、メジャーでも活躍できる可能性を十分に秘めているということを、佐伯が証明したのだ。
日本プロゴルフ選手権大会
ヴァーナルレディース
マンシングウェアオープンKSBカップ
中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン
三菱ダイヤモンドカップゴルフ
廣済堂レディスゴルフカップ
リゾートトラストレディス
We Love KOBEサントリーレディスオープンゴルフトーナメント
〜全英への道〜ミズノオープンよみうりクラシック
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【2006年 全英オープン】
初の全英で、谷原秀人が5位タイフィニッシュ!
>> 拡大写真 谷原秀人
日本ツアーでの「全英オープン」予選会を突破し、最もセンセーショナルな活躍を演じたプレーヤーと言えば、2006年大会の谷原秀人が記憶に新しい。「日本プロゴルフ選手権」から「ミズノオープン」まで、計6試合の賞金加算額で上位2位に入賞。初めて“全英”への切符を掴んだ。この大舞台で谷原は、2005年の日本ツアー賞金ランク1位の片山晋呉、2位の今野康晴を差し置いて、22位タイで予選を突破する。3日目には「66」と持ち前の爆発力を発揮し、首位のタイガー・ウッズに3打差に迫る7位タイまで急浮上。テレビ中継のリーダーズボードに、「TANIHARA」の名前が踊り続けた。最終日、中盤以降は優勝争いから脱落したものの、1ストローク伸ばして通算11アンダー。5位タイで終え、世界に最も衝撃を与えた日本人プレーヤーとなった。
翌2007年、谷原の元へ「マスターズ」への推薦状が届いたのは、「全英オープン」での活躍が多分に考慮されてのものだろう。ワールドランキング上位でもなく、過去にメジャーの実績を持たない無名の日本人プレーヤーが、日本ツアーの予選会から世界へと飛躍した瞬間だった。