外観は駐車場側からもコース側からも、ダークグレーの屋根とライトグレーの壁面が見えるだけでいたってシンプル。キャディ棟(カート庫含む)が付設されていることもあり、大きなハウスというイメージだけ。それがなかに入ると、柔らかなトーンの色調。表玄関から入ると、1階奥の吹抜けは12mほどのドーム型の天井となっていて、陽が落ちると、コースを臨むガラスの壁にUFOのようなシルエットを落とす。
2階はレストランとコンペルームが左右に2分されているような配置だが、それをつなぐ通路は、ホールと呼ばれるほど広い。
「VIPルームも理事専用ロッカーなどもないですし、余分な飾りもありません。それよりも、広さで非日常を出そうということですね。それに、レストランは立山連峰の借景を満喫できるように意識してデザインされています」(常務取締役支配人・角崎正昭氏)
絵画も各所に飾られており、ゆとりの非日常感覚は確かにでている。だが、もうひとつ、このハウスにはレイアウト上の工夫がある。それは、使用頻度の高い男性ロッカーの位置である。
フロントから来場者の動きが把握できるのは、防犯上もサービスの上でも大切なこと。そうした配慮から、男性ロッカーの入口がフロント正面にある。そして、そのまっすぐ先には浴室の入口。つまり、フロントスタッフが、特に周囲に視線をふらなくてもいいのである。