スピン性能が高く、プロ・アマ問わず幅広いゴルファーから人気を博してきたフォーティーンのウェッジ。名器「MT-28」はマイナーチェンジを繰り返しながら進化を遂げ、ゴルファーから絶大な支持・信頼を得てきた。そんな同社がリリースしたニューモデル「RM-11」は、2010年に施行された溝規制を受け、単に溝をルールに適応させるだけでなく、ゼロベースから新たに開発が進められたモデルだ。
これまでの角溝ウェッジでは、フェースを開き、溝の角にボールを引っかけてスピンをかけていたが、溝規制を受けたウェッジでは、フェースの上を滑ってしまい、思うようなスピンがかからなくなってしまった。つまり、溝規制によってウェッジは大きな変化・進化を求められたということになる。その要求に応える形で開発が進み、この度発売に至ったのが「RM-11」というわけだ。
ちなみに、ネーミングの由来は独自のブレード形状「リバースマッスル設計」とスピン量を示す単位「R・P・M」に由来する。
まず、特徴的なのがヘッドの挙動を安定させる独自の「リバースマッスル設計」にある。トップブレード側に厚みを持たしたことで、深いラフやライが悪い状況からでもヘッドの挙動が安定し、ターゲットが狙いやすい。
また、より精密なミーリング技術の開発により、新溝規制ギリギリのスコアラインを実現した「新・台形スコアライン」を採用。断面積が15％アップしたことで、ドライでのスピン量はもちろんのこと、雨の日やラフからのショットでもスピンの利いたショットを実現するという。
一見すると、 形状に大きな違いが無いように見えるので、これまでのモデルと変らないように 思うかもしれないが、ヘッドの安定性やスピン性能、ロフトに応じたソール形状など、イメージ通りのショットが打てる その機能はまさに新時代のツアーウェッジだ。
ツアーで高い評価と実績のあるフォーティーン独自の“逆テーパーブレード”を継承しながら、より安定性を高めた『リバース・マッスル設計』。ブレード上部への重量配分を多くすることで、ブレードだけでなくヘッド全体で安定性を高めた新溝時代のツアー対応設計です。クラブヘッドのブレがしっかりと抑えられ、ツアーセッティングの厳しいラフにもヘッドの挙動が安定。ピンを狙うウェッジショットを可能にしました。
これまでの台形溝構造に比べ、断面積を15％アップした「新・台形スコアライン」。一本一本ていねいに彫刻で入れられた新溝ルール適合の溝形状と精度の高いエッジにより、ドライな状態はもちろん、雨の日やラフからのショットに強さを発揮。しっかりとボールを捉え、スピンの利いたアプローチショットを実現します。
【ソール】
モデル（ロフト）ごとに求められる機能が異なるウェッジショットに適応するため、個々に異なるソール形状を設計。48°はフルショットに対応し、刺さり過ぎず抜け過ぎないソール形状。56°と58°はフェースを開閉しても適度にバンスが利く、応用力の高いソール形状。60°はフェースを開かずに縦方向に抜いて打つハイスピンロブショットを可能にしたソール形状としました。さらにソールのトゥ、ヒール方向全体にわたりラウンドを持たせたことで、点を狙うシビアなショットにもシャープな反応で応え、プロのテクニックを高レベルで引き出します。
【フェース＆ライ角】
ストレートに近いやや出刃なリーディングエッジ。包み込むようなフォルムのフェースを開いても閉じても構えやすい、プロが使いやすさを感じるフェース形状です。また、ライ角を64度（56°〜60°モデル）と従来より1度アップライトに設定。ボールをつかまえて打つことで高スピンのウェッジショットを実現します。
通常の2倍の時間をかけて高精度のミーリング加工することで、高い平面精度を作りだしました。ボールとの接触面積が高まり、卓越したスピン性能と安定したスピン量をもたらします。
【ニッケルクロムメッキ・ハーフマット仕上げ】
光沢感を抑え、しっとりとした落ち着きのある、メッキ仕上げです。
【ノーメッキ黒染め仕上げ】
黒染め仕上げにより光の反射を抑え、ヘッドをシャープに際立たせます。
スピンが利くツアー仕様の仕上げです。
（※11月10日発売予定）
