登場以来、その優れた性能が認められプロの使用者を増やし続けている「Yes パター」。海外ツアーをはじめ、メジャー大会で手にした世界のトッププレーヤーが活躍する姿を見ることは少なくないだろう。

今年8月の欧州ツアーで、「Yes パター」が2週連続優勝を飾ったことからもその実力が伺える。最終日、三つ巴のプレーオフとなった「チェコ・オープン」では、プレーオフ2ホール目で勝負の一打を決めた。翌週の「ジョニーウォーカー選手権」では、16番から3ホール連続バーディを演出し見事な優勝を手に入れた。日本ツアーでも、使用者は多く幾度も優勝を飾っている。

「Yes パター」の最大の特徴であるフェース面の溝「C-GROOVE」。一般的なパターであれば、インパクト時にボールが前にスライドしたり、ボールが跳ねたりして思い通りのラインに打ちだせないケースがある。しかし、「C-GROOVE」を使うことにより、いち早くボールに安定した回転を与えることができ、こういったミスを防げるというのだ。

パターロボットと高速カメラを使用したある実験のデータによれば、インパクトから最初の回転を与えるのに「Yes パター」は3インチ以内だったのに対し、他社製のパターは18インチを要したという。実に6倍だ。この差は大変大きな時間差であり、より安定した回転、方向性を出すには「C-GROOVE」パターが優れていることが実証されたのだ。人気・実力を兼ね備えた新鋭ブランドは、まだまだ走り続けるはずだ。