フレンドシップカントリークラブ(茨城県・18H)

フレンドシップカントリークラブ(茨城県・18H)

シンプルな動線と街中のカフェを意識

クラブ名にあるとおり、メンバー同士、
あるいはメンバーとゲストとの友情をより深められる空間を目指して、
全面的なリノベーションを行った。

各所の家具類が
モダンさを演出

「開場50周年を迎えた3年前から、クラブ内外から『一流コース』と認めていただけるように50項目ほどのプロジェクトに5年計画で取組んでいます。クラブハウスのリノベーションもその一環で、見た目の美しさや清潔感はもちろん、快適かつ安心に利用できるように配慮しています」

 と語るのは、代表取締役社長の村山友彦氏。ロッカーを約30本減らして幅広のロッカーに入替えたり、2階のレストランとコースを繋ぐ動線上にウッドテラスを設けたほか、一部躯体の修繕も行ったという。

 使い勝手の向上もさることながら、メンバーから特に好評なのが館内の雰囲気。全体的にはダークブラウンの落ち着いた色調なのだが、ロビーにライトグリーンのソファを配置するなど、要所の差し色がモダンさを感じさせる。

「クラブのキャッチフレーズである『美しい水と緑の林間コース』がデザインの基本コンセプトです」

 とは、徳永和也総支配人。ソファ以外にも、雰囲気を高めるために照明には特にこだわっている。

「以前は白色系の蛍光灯を使用していましたが、ゆったりとした時間を過ごしてもらおうと暖色系に切替え、間接照明やスタンドライトも多く取入れました」(徳永総支配人)

 照明による演出は、館内だけではない。秋冬期には、クラブハウス周辺のコースをライトアップしているのだ。

「コースを臨むラウンジには、バーカウンターも設置しました。ライトアップしたコースを見ながら、メンバー同士の交流を深めてもらえればと思います」

 と、徳永総支配人。現在はクラブバスの運行も検討しているという。

フロントロビー

外観

1階ロビーのソファ

レストラン。43卓

喫煙スペースを兼ねたウッドテラス

貴賓室

ショップ

男性施設。ロッカー230本

男性脱衣所

男性風呂

女性施設。ロッカー50本

女性脱衣所

女性パウダー

女性風呂

今回、ご紹介したクラブハウスは…

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所在地
茨城県常総市崎房
開場
昭和39年11月
設計会社
高塚建設工業㈱
施工会社
高塚建設工業㈱
改修設計
㈱サムデザイン
延べ床面積
2000㎡
構造
鉄筋

「クラブハウス探訪」はゴルフ場経営の専門誌「ゴルフ場セミナー」に掲載中。

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