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TEAM GOLF DIGEST ゴルフダイジェスト友の会

「チームGD」商品開発室

とにかくいい顔をしている質感がとてもいいクラブです

非常にやわらかい打感です。他のマッスルバックと 違い重心距離が長めに感じました。アマチュアにと っては、球が上がりやすいクラブだと思います。 ヒールがウェッジのように削ってありますが、これが 抜けの良さにつながるのかもしれません。クラブの 低スピン化で球を上げるための工夫を各メーカーが していますが、マッスルバックでこういう工夫をして いるのは珍しいですね。

1球目はふだんの感覚で打ちましたが、少し上っ面 に当たった気がしたので、打点を変えたら、2球目は スピン量も球の上がり方も抜け方も、かなりいい球が でました。払い打つように振る人にはぴったりですね。 バックフェースの彫りがとても変わっています。握っ たときの質感もいい。とても特徴的な姿をしたキャビ ティバックですが、いざ、構えるとオーソドックスな形 で非常に打ちやすいアイアンです。

フェース、バウンス、ライなどウェッジはプロによって こだわりがあるのですが、このウェッジはこのままでも 使えるくらいの完成度です。芯に当てているのに、ゆ っくりと飛んでいく、この“飛ばない感”は稀有です。 顔はボーケイやフォーティーンのようですが、何かに似ているけど何にも似ていない、構えやす く非常にコントロールしやすい形です。SWがバウンス 12度なので、アマチュアでも扱いやすいでしょう。

日下部光隆(くさかべ・みつたか)

1968年、神奈川県生まれ。朝日杯全日本学生2連覇。91年プロ合格。94年九州オープンで プロ初勝利。95年ペプシ宇部興産、97年カシオワールドオープン、98年日経カップの3勝。 現在は東京・二子玉川のゴルフスタジオ「WASS」で一般アマ チュアをレッスンしている。

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