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はみ出し 屋根裏TALK

【「ゴルフは100球打つより見てなんぼ!」出版記念短期連載】“解説のプロ”が教える、もっともっと上達の役に立つトーナメントの見方!
【「ゴルフは100球打つより見てなんぼ!」出版記念短期連載】“解説のプロ”が教える、もっともっと上達の役に立つトーナメントの見方!
①メリオンは「狭い」「速い」「硬い」の三拍子!

 止まらないフェアウェイを選手たちはどう攻めていくのかが勝負の
 分かれ目になるだろう
  (上表は新書『ゴルフは100球打つより見てなんぼ!』より抜粋)

みなさん、こんにちは! タケ小山です。やりましたね~、井戸木鴻樹プロ。すでにご存じのとおり、全米シニアプロでメジャータイトルを獲得しました! この調子で、日本男子も大和撫子も、がっつりモッコリがんばって欲しいですね!

ということで、今回は、来週開催される海外メジャー『全米オープン』の話です。
 マスターズといえばオーガスタ、全英オープンといえば5年に1度はゴルフの聖地・セントアンドリュースに戻ってくるという、開催地の“ルーティン”がありますが、全米オープンは米国のベストコースを回る、というのが基本です。今年は、32年ぶりに、アメリカ東部フィラデルフィア近郊にある『メリオンゴルフクラブ』で開催されます。

このコース、はっきりいって、今の時代のゴルフには見合いません。なぜなら、とにかく短くて狭い! 過去2大会はいずれも7000ヤードを超えているにも関わらず、今回は、6996ヤード。パー70だとしても、「時代に逆行しているのでは?」と思われても仕方ありません。
 この短いコースを、どうやって「世界最強のセッティング」と称される全米オープンのコースに仕立てるか。USGAは恐らく、頭を悩ませたでしょう。しかし、「世界最強のセッティング」に成りうるための条件は十分あるんです。

リオンGCは、フェアウェイも狭ければドッグレッグも多い。ちょっと右に振れているとか、ちょっと左に振れているとか、真っすぐのホールがあまりありません。しかも、フェアウェイがファーストカット、セカンダリーカットだけではなく、3段階も、4段階も刈られることが予想されるので、フェアウェイに打つ、ドライバーで狙うというのが、非常に難しくなります。
 さらに、グリーンが『フォルス・フロント(False Front)』になっていて(フォルス=騙す)、グリーンの入り口に段があり、ボールが花道からグリーンに転がっていかない。つまり、キャリーのボールでないと、グリーンに届かないように造られているんです。

もちろん、芝も世界最強です。これは、私の著書『ゴルフは100球打つより見てなんぼ!』のなかでも紹介していますが、一般営業(アマチュアの人がプレーするとき)とは比較にならないくらい、プロのグリーンは速くて硬い。海外メジャーになると、ショートアイアンでグリーンを狙っても、ピッチマークはほとんどつかないほど、ピタッと止めるのが難しくなります。
 またメジャーでは、グリーンだけではフェアウェイも速くて硬い「止まらないフェアウェイ」になる場合があります。今回のメリオンGCでも、恐らくそういうフェアウェイを作ってくるでしょう。短くても難しい、これぞまさに「世界最強のセッティング」なのです。

 

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