しかし、吉田コーチは加藤さんのスイング傾向を見て、『RMX 120』を勧めた。「ナチュラルにフェースターンを行う加藤さんのスイングでは、『220』よりも『120』のほうが振り切れるでしょう」(吉田コーチ)。ミスしたときの強さよりもより振り抜きやすく、パフォーマンスを向上させようという選択だ。
「もう少し高さとつかまりが欲しいですね」とヤマハ梶山氏が、ロフト角を1度増やしたハイポジションに調整。これによって、インパクトがより分厚くなり、初速もさらに出るようになった。打ち出し角が適正になり、安定したフェードボールで結果がまとまるようになった。「気持ちよく振り抜ける『RMX120』のほうが、結果的にいい球で安定するようになりました」(加藤さん)