ゴルフで重要な要素である、「しっかりとしたフィット感」「グリップ力の高いスパイク性能」と、ランニング時に重要な要素である、「優れたソールのクッション性」を兼ね備えたゴルフシューズ。
従来モデルの「WAVE CADENCE」はアッパー素材がメッシュになっていて、適度な柔らかさと通気性を備えているのが魅力でした。ただ雨が降りそうな日に、メッシュタイプは使用しづらかったのも事実です。
「WAVE CADENCE Boa」には人工皮革の防水アッパーが採用されたおかげで、雨の日やカジュアルウォーターがあるコース状況でも気にせずに履けるようになりました。そのうえクッション性がよくて疲れづらい「WAVE CADENCE」の履き心地の良さは健在です。
新バージョンの「WAVE CADENCE Boa」が登場したことで、天候やコース状況に合わせて履くシューズを選べるようになったのはうれしいですね。
ダイヤル操作だけで締め付けと解放が行えるBoaシステムの利便性は、改めて僕が説明する必要はないでしょうね。
足全体を均一に締め付けてくれる快適性があり、足とシューズとの一体感も得られます。
傾斜地からのショットでも、足にフィットしてくれるのでしっかりスイングをする事が出来ました。
また、ランチの休憩時やラウンド後半で足がむくんできたときに、簡単にダイヤル操作で締め付け具合を調整できるのは、とても便利です。「WAVE CADENCE Boa」は、ベロの中央にダイヤルが配置されているタイプで操作感がよく、ラウンド中に煩わしさを感じることは1度もありませんでした。
ランニングシューズ風なデザインだった従来モデルの「WAVE CADENCE」に比べると、アッパーが人工皮革になった「WAVE CADENCE Boa」のデザインは「WAVE CADENCE」らしいスポーティーさは残しつつ、一般的なゴルフシューズに近づいています。前作がランニングシューズの雰囲気が強すぎると感じていたゴルファーには、履きこなしやすいちょうどいいデザインに仕上がっていますね。現代的なゴルフスタイルにはとてもよく合うと思います。
3つのカラーバリエーションが用意されていますが、僕がいちばん気に入ったのは〔レッド×ブラック〕のモデル。
赤の色あいが深く、ポイントカラーの黒とのマッチングがよくて、それほど派手には見えません。モノトーンのウェアに合わせたときに、差し色として効かせられるのがいいですね。
ミズノ WAVE CADENCE Boa 企画担当 為金貴大さん
従来モデルのWAVE CADENCEに引き続き、新作のWAVE CADENCE Boaでも企画を担当。自身もゴルフ歴19年の熱心なゴルファーで、シューズの開発段階にはプロトタイプをコースに持ち込み、自らその性能をチェックしている。
取材協力:カメリアヒルズカントリークラブ