「かつて、ウェッジはグースネックが主流だった時代がありました。しかしながら、アプローチショットの多様化、球が沈みがちな洋芝やタイトなライからボールを拾うために、ストレートネックの出っ刃形状のウェッジが好まれるようになりました。
そうは言っても、ストレートネックが誰にでも合うわけではなく、ツアーにはこれまで慣れ親しんだグースネックを使い続けているプレーヤーが少なからずいたのも事実。グースネックと聞くと、アベレージ向けのクラブだと思われがちですが、決してそうではありません。フェアウェイでもボールが浮きやすい日本の高麗芝には、むしろグースネックのほうが合っていますし、グースネックウェッジで育ったプレーヤーにとっては、たとえ洋芝であってもグースネックのほうがピンに寄せる球筋のイメージを出しやすく、良い結果が得られるものです。何を隠そう、私自身もそんなプレーヤーのひとりです。『RM-22 J.SPEC』は、フォーティーンの最新の技術を搭載しつつグースネック仕様にしたツアーウェッジ。まさに、グースネックで育ったゴルファー待望のモデルです」RM-22の詳細はこちら
高精度なフェース溝「新・台形スコアライン」を採用。
溝の深さ、幅、間隔を最適化して高い平面精度を誇る「鏡面ミーリング」もRM-22から踏襲。
フォーティーンならではの安定した高スピン性能を受け継いでいます。
「グースネックウェッジの良さは、構えたときにフェース面がどこを向いているか分かりやすいところです。ネックから少し後方にリーディングエッジがあることで、特につま先上がり、つま先下がりなどの傾斜地では、ターゲットに対してフェースの向きを正確にセットしやすいですね。
ボールをフェースで包み込むイメージが沸くのも、グースネックならではの魅力です。『RM-22 J.SPEC』なら、ボールをヒットするのではなく、自分が思ったところにボールを運ぶイメージで打つことができます。実際に30ヤードのアプローチでも、自分が思ったとおりの高さと距離感でボールを運び、2バウンド目でスピンを掛けてピタリとピンに寄せることができました。
テクニックを発揮しやすく、何度打っても同じアプローチショットが打てる。
その操作性と再現性の高さは、フォーティーンのツアーウェッジならではの性能です」
「アゴが高く、グリーンエッジからピンまでの距離が短い。バンカーショットとしては難しいシチュエーションです。フェースを開いて打つショットが必要ですが、そんな状況でも、グースネックの『RM-22 J.SPEC』は高さとスピン量を調整するイメージが沸きます。フェースを開いたときにバンスをどのように使うかイメージしやすいですね。『RM-22 J.SPEC』に採用されているレギュラーソールは、バンカーショットでも万能に働いてくれます。自分が想定したとおりにバンスが砂を弾いてくれて、ピンに寄る最高のバンカーショットを打つことができました」
「ラフからのアプローチは、球がどのぐらい芝に沈んでいるかによって高さやスピン量が変わってしまう難しいショットです。今回はフェースを少し開いて、高い球でピンに寄せたいシチュエーション。なおさらフェースがボールの下をくぐってしまう“ダルマ落とし”のミスを警戒しなければいけません。こういった状況でも、グースネックの『RM-22 J.SPEC』は圧倒的に使いやすく球筋がコントロールしやすい。同じライから何度か打ちましたが、自分がボールを当てたいスコアラインの下から3本目で毎回正確にヒットして、イメージどおりの高さと距離感でピンそばにボールを運ぶことができました。
ラフからでもミスの確率が少なくて寄せやすいのも、『RM-22 J.SPEC』ならではの魅力です」
「52度は、きっちりと100ヤード前後のフルショットを打てるのはもちろん、80ヤード前後のハーフショットやグリーン周りのアプローチでも使えるモデルです。例えば、グリーンにキャリーさせてからランを多めに出すピッチショットを打ちたい場合でも、『RM-22 J.SPEC』の52度はとても打ちやすい。それはフォーティーン独自のヘッド設計と溝設計によって、いつも安定してヘッドが動き、どんなライから打ってもスピン量が変わらないからです。ターゲットに対して構えやすく、イメージを出しやすい。使うシーンが幅広くなる52度のウェッジです」
「『RM-22 J.SPEC』には、PGAツアーでも主流になっているローロフトのウェッジが用意されています。ロフト角46度のモデルはツアータイプのアイアンセットではPWに相当するモデルです。アイアンセットのPWよりもローロフト・ウェッジが優れているのは、ウェッジならではのソール形状や溝の設計によって球筋をコントロールしやすいところ。120ヤード以上のショットでも、上級者が弾道とスピン量をコントロールしてピンをデッドに狙い打ちできます。飛距離を重視した“飛び系アイアン”ではPWの下の番手として追加したいモデルですね。」
「ストレートネックの『RM-22』は、ボールが沈んだライからでもキレイに拾っていきやすいのが特長です。どちらかというとロフトなりにボールを上げて、高い球でピンに寄せたい人に向いています。
グースネックのウェッジでゴルフを覚え、グースネックとともに育ってきたゴルファーには、『RM-22 J.SPEC』がオススメです。球筋のイメージを出しやすく、扱いやすく感じるはずです。また、グリーン周りのアプローチで、出球を低めに出してスピンを掛けて止めるショットを打ちたい人にも『RM-22 J.SPEC』が合っています。『RM-22 J.SPEC』は、グースネックだから操作性が悪いということは決してありません。構えてみて、自分が球筋のイメージを出しやすいかどうかでモデルを選ぶべきです。ツアーウェッジにこういった選択肢が増えたことは、ゴルファーとしても、とても喜ばしいことですね」
■ヘッド:鍛造ニッケルクロムモリブデン鋼(鏡面ミーリングフェース)
■仕上げ:ニッケルクロムメッキ・パールサテン仕上げ
■シャフト:①DYNAMIC GOLDスチールシャフト(WEDGE/132g)
②N.S.PRO 950GH HTスチールシャフト(WEDGE/98g)
モデル | 46 | 52 | 58 | |
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ブレード | リバースマッスル | |||
ソール | レギュラーソール | |||
ロフト | 46° | 52° | 58° | |
ライ | 63° | 63.5° | 64° | |
バンス角 | 6° | 8° | 10° | |
クラブ長さ(inch) | 35.5 | 35.25 | 35 | |
DYNAMIC GOLD | クラブ重さ (バランス) |
464g(D1.5) | 469g(D2) | 473g(D3) |
N.S.PRO 950GH HT | 438g(D0) | 443g(D0.5) | 449g(D1.5) |
撮影協力:カレドニアン・ゴルフクラブ
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