チャンネル史上最大規模の13トーナメントのゴルフ中継をお届けしているCS放送の「日テレG+」。男女ツアーともに、10月以降はメジャー大会、ビッグトーナメントが続き、賞金王&賞金女王レースが過熱する。また賞金シード争いもあり、いつも以上に白熱した戦いが見られるはずだ。さらに、「日テレNEWS24」では、決勝ラウンドとなる土日の1番ホールや前半ホールを生中継する。過去を振り返ると、勝負のポイントが前半戦にあった試合も多いし、選手たちが18ホールをいかに戦っていくのか、試合の組み立て方も見てみたいという人も多いはず。「日テレNEWS24」はそんなゴルフファンにオススメの番組だ。「日テレG+」と「日テレNEWS24」で今後放送される注目トーナメントの昨年のハイライトと今年の見どころを紹介する。
大会前に注目を集めていたのは3連覇がかかっていた谷口徹だ。期待に応えるように初日4アンダーでプレーし首位タイ。続く2日目もスコアを伸ばして7アンダーで首位タイをキープ。3日目が悪天候により中止になり、迎えた最終日。3番ホールで痛恨のシャンクが出てリズムを崩し、結果2オーバー。トータル5アンダーの7位タイで終えた。
谷口徹の3連覇を阻止したのは丸山大輔だった。初日は首位グループと1打差の2位タイにつけ、2日目を4アンダーでプレー。谷口、朴銀信とともにトータル7アンダーで首位タイに立った。最終日は7バーディ4ボギーの3アンダー。トータル10アンダーで2位のI・J・ジャンに3打差をつけて優勝を飾った。丸山は地元千葉で4年ぶりとなる通算3勝目を挙げた。
男子ツアーの最終戦となるゴルフ日本シリーズJTカップ。昨年の戦前の注目は、同大会と抜群の相性の良さを持つ藤田寛之だ。2010年、2011年、2012年大会で勝利し、昨年は前人未到の4連覇がかかっていた。しかし、そのプレッシャーのせいか初日に75を叩いて出遅れ、2日目以降はアンダーでプレーしたものの、トータル3アンダーの単独8位でフィニッシュした。
毎年、様々なドラマが生まれるが、とりわけ昨年大会は歴史に残る名シーンが誕生した。鳴り物入りでプロ入りしたものの、未勝利だった宮里優作が11年目にして初優勝を飾ったのだ。最終ホールで奇跡的な“ウィニングチップイン”が決まると、宮里はヒザから崩れ落ち、人目もはばからず号泣した。この場面に感動したゴルフファンは多かったに違いない。
女子ツアーの最終戦となる同大会。昨年は賞金女王レースが最後までもつれ、この大会で勝負を決することになった。チャンスがあったのは、賞金ランク1位と2位の横峯さくらと森田理香子だった。結果的にトータル4オーバーで単独12位の森田が同3オーバーで7位タイに入った横峯の追撃をかわし、自身初となる賞金女王を獲得。その差はわずか130万円ほど。歴史に残る大接戦だった。
森田と横峯の賞金女王争いが注目を集めていたが、勝利したのは2006年に5勝を挙げて賞金女王を獲得した大山志保だった。同大会で優勝したのは2005年以来、2度目となる。最終日は9番ホールでイーグルを奪い、その他6バーディを奪う旧女王の貫録のゴルフを見せつけ、66のビッグスコアを叩きだした。結果、トータル9アンダーで地元宮崎に錦を飾った。