タイガー・ウッズの要望で生まれた新発想のゴルフシューズ「ナイキ TW '13」

マーク金井“試履き”インプレッション

ナイキ TW '13

昨年度からタイガー・ウッズがトーナメントで着用し、ゴルフファンの間で注目を集めていたシューズがついに発売された。
それが究極の柔軟性と屈曲性を持つ新発想のスパイク「TW ’13」(ティーダブリュ サーティーン)だ。ゴルフシューズにも一家言あるマーク金井が、いち早く「TW ’13」を履いてラウンド。
その性能を徹底検証する。

ナイキ TW '13 Movies

ナイキ TW '13 Movies

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「裸足で地面を踏みしめているようだ。今までよりも安定感のある力強いスイングができる」タイガー・ウッズ

「裸足で地面を踏みしめているようだ。今までよりも安定感のある力強いスイングができる」タイガー・ウッズ

タイガー・ウッズが日常のトレーニングやジョギングで愛用しているシューズが「ナイキ フリー」。

ゴルフにおいても、それと同じ性能のシューズを履きたいとタイガーがナイキにリクエストしたことから、「TW ’13」はゴルフシューズとして新開発された。

「裸足のような感覚で足が自由に動き、足が強くなり、鍛えられるようにも感じる」と言うタイガー・ウッズ。
「TW ’13」は、もはやタイガーのプレーには欠かせない存在になっている。

マーク金井“試履き”インプレッション mark kanai impression

足との一体感は、まるで足袋(タビ)のようだ

「TW ’13」に足を踏み入れて靴紐を結んだ瞬間、本当に驚きました。まるで靴全体が足を包み込んでいるような新感覚が得られたからです。「TW ’13」がこれまでのシューズの概念を変えるものであると、すぐに分かりました。
一般的な靴が下駄だとしたら、「TW ’13」は足袋のようです。足袋を履いたことのない人に分かりやすく表現するなら、靴下が進化したようなシューズだと思ってもらえばいいでしょう。

一般的なシューズは、ソールとアッパーの2つなら成り立っています。しかし、
「TW ’13」を履くと、その2つの存在を忘れます。
靴紐は、シューズの内部でソールからアッパー部分と結合しています。その構造のおかげで、靴紐を締めるとソールが足裏に吸い付き、柔らかい合成樹脂のアッパーが甲の部分を隙間なく包み込みます。不思議なことに、どんなふうに足を動かしても、踵が浮いたり、シューズ内で足が遊ぶことがありません。それなのに、足を自由に動かすことができるのです。

「TW ’13」は、外見上はこれまでのスニーカータイプのスパイクと変わりませんが、実際に履いてみると“別次元の履きもの”であると分かります。これほどまでに足との一体感に優れたシューズは、他にはありません。

足との一体感は、まるで足袋(タビ)のようだ

ソールが大きく曲がり、足裏に吸い付く

「TW ’13」のソールには、多数の溝が入っています。この溝の効果でソールは高い屈曲性も持ち、手で力を加えると簡単に90度近く曲げることができます。これは、「ナイキ フリー」というランニングシューズから受け継いで発展させた機能。新発想のゴルフスパイク「TW ’13」の大きな特徴にもなっています。
この独自形状のソールのおかげで、歩いているとき、スイングしているときにもソールが足裏にくっついて離れません。足裏で地面を押し蹴って歩いている感覚、裸足で歩いているような感覚が得られるので、実際にコースで芝の上を歩いても心地良く、そして疲れません。靴を履いていることさえ忘れてしまいそうになります。

そもそも靴の目的は、足を保護することにあります。そのためにこれまでのシューズは、硬く頑丈に作ろうと考えられてきました。しかし、人間が本来持っている足の性能や感覚を活かすためには、裸足のほうがいいという考え方もあります。
「TW ’13」は、足を保護するという靴本来の目的を達しながらも、まるで裸足のような感覚で歩き、スイングすることができます。相反する2つの条件を見事にクリアしていると言えるでしょう。

ソールが大きく曲がり、足裏に吸い付く

どんなライでも安定する、高いグリップ力

いろんなライや傾斜からボールを打つゴルフでは、シューズは硬くて重いほうが安定感があって良いと言われてきました。その点、「TW ’13」は柔らかい合成樹脂のアッパーと、高い屈曲性を持つソールが特徴のシューズです。たとえ歩きやすくても、ゴルフシューズとしてはホールド感が足りないのでないか。正直言って、最初は疑問を持っていました。しかし、
「TW ’13」を履いて実際にラウンドしてみると、そんな不安はすべて払拭されました。

屈曲性のあるソールのおかげで、ティショット、ラフ、バンカーからのどんなショットにおいても、足裏で地面をつかむような感覚があり、安定してスイングすることが可能です。ソールには無数の突起部と6つのスパイク鋲が付いているので、急な傾斜地からのショットでも地面をよくとらえ、他のスパイクと変わらないぐらいのホールド感も持っています。
さらに驚いたのは、柔らかいシューズであるにも関わらず、傾斜地でもシューズがよじれたり、シューズ内で足が動いたりしないこと。「TW ’13」は歩きやすいだけでなく、ゴルフシューズ本来の役割をきちんと果たしてくれるものでした。

これまでのような重くて硬いゴルフシューズが好きで、それに慣れ親しんでいる人には、「TW ’13」は最初とても違和感のあるシューズに感じられるでしょう。なぜなら、今までにない新感覚のシューズだからです。
けれど、一度このシューズの良さに気付くと、もう「TW ’13」以外のものは履けなくなります。それほど「TW ’13」は、ゴルフシューズのなかでも際だった存在です。

どんなライでも安定する、高いグリップ力

ナイキ TW '13(ティーダブリュ サーティーン)

カラー展開:ブラック、ホワイト
素材:アッパー/合成樹脂+合成繊維(フライワイヤー部)、
ミッドソール/ファイロン(インジェクション式)、アウトソール/合成底、スパイク/スコーピオン
重量:約460グラム(28cm、片足)
価格:オープン ※2年間の防水保証書付き

取材協力 木更津ゴルフクラブ

取材協力 木更津ゴルフクラブ

東京・横浜からアクアラインで至近距離になった房総半島・木更津。こんな近いところにこんな本格的なコースがあったなんて!四季を通じて温暖な気候の南房総。緑豊かな上総の丘陵地に自然の林と6つの池でセパレートされた18ホールが広がっています。広々としたフェアウェイでは、ショットの冴えも違います。気の抜けない、個性に富んだ「木更津」をあなたはどう攻略するか。ゴルフの本当の腕前を知りたい方は、ぜひ挑戦してみて下さい。ティーショットが池越えの美しい9番ホール、そしてショートカットの誘惑にかられる18番ホールが、最後にあなたをお待ちしています。2012年新オープンの木更津アウトレットも至近。

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