競技規則

  • 1.ゴルフ規則
    日本ゴルフ協会(JGA)ゴルフ規則及び本大会ローカルルールを適用する。
  • 2.競技委員会の裁定
    競技委員会は競技の条件を修正する権限を有し、すべての事柄について、この委員会の裁定は最終である。
  • 3.使用球の規格
    競技者の使用球はR&A発行の公認球リスト(JGAホームページ:www.jga.or.jp)に記載されているものでなければならない。この条件の違反の罰は、競技失格。
    ※本競技ではワンボール条件は適用しないものとする。
  • 4.使用クラブの規格
    R&A/USGAのテスト基準を超えるスプリング効果を持つドライビングクラブ(所謂「高反発クラブ」)はJGAルールの変更に伴い使用不可とする。
  • 5.ホールとホールの間での練習禁止
    競技者はプレーを終えたばかりのホールのグリーン上やその近くで練習ストロークをしてはならない。
    これに違反して練習ストロークした場合、競技者は次のホールで2打の罰を受ける。ただし、ラウンドの最終ホールでのときは、そのホールで罰を受ける。※練習グリーンでのパッティング練習を除く
  • 6.プレーの一時中止と再開
    ①プレーの中断(落雷などの危険を伴わない気象状況)については、規則6-8b,c,dに従って処置すること。
    ②険悪な気象状況にあるため、委員会の決定によりプレーが一時中断となった場合、同じ組の競技者全員がホールとホールの間にいたときには、各競技者は委員会よりプレー再開の指示が出るまでプレーを再開してはならない。1ホールのプレー途中であった時は、各競技者はすぐにプレーを中断しなければならず、その後、委員会よりプレー再開の指示が出るまでプレーを再開してはならない。競技者がすぐにプレーを中断しなかったときは、規則33-7に決められているような、罰を免除する正当な事情がなければ、その競技者は競技失格とする。(規則6-8b 注)
    ③プレーの一時中止と再開の合図について
    中止・再開の合図はゴルフ場によって異なるので、険悪な状況になった場合は、委員会・ゴルフ場からの案内に注意すること。
  • 7.移動
    競技者は、常に歩いてラウンドしなければならないが、乗用カートがある場合は乗車することができる。
  • 8.険悪な気象条件のため競技が中止になった場合
    ①競技中止の時点で9ホールを消化していれば競技成立、消化していなければ不成立とする。なお、9ホールでの競技成立の場合は、アウトスタート・インスタート各々の最少スコアチームを上位とする。タイスコアが発生した場合は、アウトスタートは9番、インスタートは18番からのカウントバックにより上位を決定する。
    ②地区決勝において、険悪な気象条件で競技不成立と判断された場合、前年の地区決勝シード3チームと地区予選の上位チームをその地区代表として日本一決定戦への出場選手と定める。
    ③日本一決勝において、険悪な気象条件で競技不成立と判断された場合、予備日による開催を行う。
  • 9.タイスコアの場合
    予選・地区決勝時にチームのスコアがタイとなった場合、マッチング・スコアカード方式により上位を決定する。ただし、日本一決定戦は、優勝チーム決定時のみ競技委員長の指定するホールでプレーオフ(サドンデス方式)によってチャンピオンを決定する(3チーム以上でのプレーオフの場合、2位以下の順位は、脱落順にかかわらずマッチング・スコアカード方式とする)。
    ※指定時間内に指定ホールのティインググラウンドに来ない場合は、プレーオフの資格を失う。
  • 10.やむをえずチーム内の1人が全ホールプレー出来ない場合
    チームを構成する2人がいづれかの9ホールを消化していれば、残りの1人のスコアを採用することで正式記録とする。9ホールを消化していない場合、そのチームのスコアは参考記録となる(1人でプレーイングマーカーとしてプレーすることは可能)。
  • 11.チームの1人が競技失格の違反をした場合
    チームのどちらかが、競技失格の罰を受けた場合には、そのチームは競技失格となる(規則31-7)。
  • 12.競技終了時点と裁定
    本大会は、成績発表がなされた時点で終了となり、その後の変更はしない。
    ルール処置・その他疑問がある場合は、アテスト終了までに申告すること。
  • 13.チェックイン
    大会当日における朝のチェックインについて、発表された各自のスタート時間の20分前までに大会受付を終えなければならない。連絡もなく、20分前までに受付しなければ失格とする。

競技方法

  • 2人1組のチーム戦とし、18ホールズフォアボールストロークプレーによって行う。
  • それぞれが各自の球をプレーし、2人のうちどちらか少ない方のスコアをそのホールのスコアとする(パートナーの1人が1ホールのプレーを終えなくても罰はない)。
    ※チームのスコアが確定した時点で、進行を考慮しパートナーのボールはピックアップをしてください。
  • ティショットはスタートホールにおいてはドロー表の順番とする。次のホール以降はチームスコアの良いチームがオナー権を持ち、チーム内であれば、任意の打順でプレーすることができる。ただし、2打目以降は原則とし遠球先打でプレーをする。遠球先打の例外として、グリーン上においては戦略上、必ずしも遠いボールからパッティングしなくてもよい(例:カップに近いパーパットと遠いバーディパットが残った状況で、パーパットを先に決めてから、バーディパットを打ってもかまわない)。
  • プレーヤーは同じチーム内のパートナーおよびキャディからアドバイスを受けることができる。なお、他のチームのプレーヤーにアドバイスを与えたり、あるいはアドバイスを求めた場合には、規則8によりそのホールに2打の罰を付加する。
  • 故意に違う方向に打つなど、故意にパートナーの援助をするプレーをした場合はそのホールに2打の罰を付加する(フェアプレーの精神)。
  • 処置について疑問のある場合や、1ホールのプレー中に競技者が自分の権利やとるべき処置について自信がない場合、その競技者は罰なしに第2の球をプレーして、そのホールを終えることができる。行動を起こす前に、競技者は(イ)規則3-3を援用すること(ロ)規則上許されればどちらの球をカウントしたいかの2点をマーカーに前もって知らせなければならない。どちらの球のスコアも同じであった場合も含め、競技者はスコアカードを提出する前にその事実を報告しなければならない。競技者がそれをしなかった場合、競技失格となる。
    ※第2の球の処置をした場合は2つのスコアを記入し、スコアカード提出時に競技委員長の裁定をあおぐこと。
  • マーカーとはあくまでも委員会(ゴルフダイジェスト社)がスコアを記録するために指名した人のことで、規則を判断・裁定する権限はありません。キャディも同様です。最終判断はあくまでも個人ということになり、処置が間違っていた場合には個人のペナルティとなるので、注意すること。

大会ローカルルール

  • アウト・オブ・バウンズの境界は白杭をもって標示する。
  • 修理地は青杭又は、白線をもってその限界を標示する。
  • ウォーターハザードは大会ローカルルールで指定する場合を除き、黄杭又は黄線、ラテラル・ウォーターハザードは赤杭又は赤線、無い場合は水際又はコンクリート(木)壁をもってその境界を標示する。
  • 排水溝は動かせない障害物とする。
  • 人工の表面をもつ道路に接した排水溝は、その道路とみなす。
  • 電磁誘導カート用の2本のコンクリート軌道は、全幅をもってカート道路とみなす。球がこのカート道路の上にある場合、競技者は規則24-2b(i)を適用しなければならない。このローカルルールの違反の罰は、2打。
  • 使用禁止の表示のある予備グリーン(カラーを含む)はプレー禁止の修理地(スルー・ザ・グリーン)とし、その上に球があったりスタンスがかかる場合、競技者は規則25-1b(i)を適用しなければならない。このローカルルールの違反の罰は、2打。
  • 樹木保護のための巻き網は樹木の一部とみなすが、球がその巻き網に挟まって止まった場合は、罰なしにその直下の地点から1クラブレングス以内で、且つホールに近づかない個所に球をドロップすることができる。取り出した球は、拭くことができる。このローカルルールの違反の罰は、2打。
  • グリーン上に球がある時はパター以外のクラブの使用を禁ずる。但しパターが破損し使用不可能な時はその限りではない。
  • スルー・ザ・グリーン(砂地の場所を除く)のどこでも、自己の球がその勢いで自ら地面に作った穴(ピッチマーク)にくいこんでいるときは、その球は罰なしに拾いあげて、ホールに近づかず、しかも球の止まっていた地点にできるだけ近い個所にドロップすることができる。取り出した球は、拭くことができる。
  • スルー・ザ・グリーンにおいて、新しい張り芝の継ぎ目(目地)に球があるか、それに触れている場合、または意図するスイングの区域の妨げになる場合は、規則25-1bによる救済を受けることができる。張り芝の区域内のすべての継ぎ目は同じ継ぎ目とみなす。
  • 固定スプリンクラーヘッドはすべて動かせない障害物であり、これらのものによる障害からの救済は規則24-2によりうけることができる。その他にも球がグリーンから外れてはいるがハザード内でないところにある場合で、そのような障害物(スプリンクラーへッド)がグリーン上にある時、またはグリーンから2クラブレングス、球からも2クラブレングスの範囲内にあり、しかも球とホールを結ぶプレーの線上に介在している時は競技者は次のような救済を受けることができる。a)ホールに近づかずに、b)そのような障害を避けられる、c)ハザード内でもグリーンでもない場所で、球のあった箇所に最も近い所にドロップしなければならない。拾い上げた球は拭くことができる。このローカルルールの違反の罰は、2打。
  • コールオン方式。パー3のホールに限り、プレーのペースを全体的にスピードアップするため、先行組のプレーヤーは、自分の組の誰もまだパットを始めていない段階で後続組のプレーヤー全員がティーインググラウンドまで来ている場合、グリーン上にある球の位置をマークして総て拾い上げ、後続組のプレーヤー全員がティーショットを済ませるまでプレーを控え、後続の組にティーインググラウンドからプレーさせることができる。先行組からプレーすることを求められ、後続組がそれに応じたときは、その段階で後続組の各プレーヤーは、自分の球が他のプレヤーのプレーを妨げたり援助することになりそうだと思われるときは何時でもその球を拾い上げて良い、との許可を先行組に与えたものとみなす。
  • バンカー内の石は、動かせる障害物とする。(規則24-1)
  • 雨によるバンカー内の流水路跡に入った球は、罰なしに拾い上げ、ホールに近づかず、球の止まっていた箇所にできるだけ近いところにドロップすることができる。〈拾い上げた球は拭くことができる〉
  • レーザー・GPS等を用いた距離のみを測定する機器を使用する事ができる。
    距離計測機がプレーヤーのプレーに影響を及ぼす可能性のあるその他の条件(標高変化、風速など)を計測機能を使用した場合は、ゴルフ規則 14-3 に基づき、失格
  • プレーヤーの球がパッティンググリーン上にある場合、その球やボールマーカーがプレーヤーやパートナー、キャディーまたはそのいずれかの携帯品によって偶然に動かされても罰はない。その球やボールマーカーは規則18-2、18-3、そして規則20-1に規定されている通りにプレースしなければならない。このローカルルールはプレーヤーの球やボールマーカーがパッティンググリーン上にありいかなる動きも偶然である場合にだけ適用する。
    注意:パッティンググリーン上のプレーヤーの球が風、水あるいは重力などの他の自然現象の結果として動かされたものと判断された場合、その球はその新しい位置からあるがままの状態でプレーされなければならない。

賞典

  • 予選参加チームには参加賞を贈呈する。

    【下記、カテゴリー1のみ】
  • 各地区決勝大会上位3位までのチームには翌年度同地区決勝大会へのシード権を与える。
    日本一決定戦上位5位までのチームには翌年度日本一決定戦のシード権を、日本一決定戦優勝チームには、翌年より3年間の日本一決定戦のシード権を与える(全て同メンバーのみの権利となり、メンバー変更の場合は無効)
    ※ただし、悪天候により9ホールでの競技成立の場合のシード権は、地区決勝はOUT/INそれぞれ上位2チームづつ、日本一決定戦は、OUT/INのトップを同時優勝とし、シード権はそれぞれ上位2位までの計4チームとする。
  • 各地区決勝大会に優勝したチームには、2日間プレー代(指定練習ラウンド・大会当日)を副賞として授与する。

注意事項

  • ゴルフ場ごとに競技の条件やローカルルールに追加・変更がある場合は、当日クラブハウス内の大会公式掲示板に掲示して告示するので、各自スタート前に必ず確認しなければならない(規則6-1)。
  • 大会受付のチェックイン登録は、遅くともスタート50分前には済ませ、スタート時間の10分前には必ずティインググラウンド側にて待機すること。やむをえずスタート時刻に遅れそうなときは、各々のスタート時間の40分前までに必ず、事務局携帯電話、またはゴルフ場まで連絡を入れること。
  • スタート前の練習は練習場において備付けの球を使用し、1人1箱とする。
  • グリーンに著しく損傷を与えるシューズは使用禁止とすることがある。
  • 特設ティ等は、ローカルルールで指定された場合を除き、使用しないものとする。
  • 予選において登録選手2名のうち、1名の変更は認めるが、出場資格を遵守したものでなければならない
    (スタート1時間前までに登録し直すこと)。また予選通過以降は変更できない。
  • チームを構成した 1 人が当日欠席する場合、その残された 1 人はドローの同伴競技者としてマーカーをつとめるケースがある(その残された 1 人はマーカーを兼ねた参考記録の選手として出場できる)。また、マーカーをつとめるプレーヤーが不在の場合、キャディーがマーカーをする。
  • ドローは諸般の事情により当日変更もありうる。なお、ペアリング(ドロー)は事務局が決定する。
  • プレー中はマナーを遵守するとともに、スロープレーは厳禁とする。前組との間隔を1ホール以上空けることのないよう注意すること。ハーフラウンドを原則2時間15分とし、2時間45分を超えた場合にはペナルティを課すことがある。
  • OBまたはロストボールの可能性がある場合には、必ず暫定球の処置を行うこと。
  • コース内に携帯電話の持ち込みをしない(誤解を招く行為はしないこと)。
  • 近年主流の素振り棒・スタンス棒などは異常な用具(規則14-3)に該当するので、使用できない。
  • キャディはゴルフ場で配属するものを使用し、他からの帯同キャディは認められない。
  • ギャラリー(応援者)はコース内に立ち入ることができない。
  • エントリーフィ入金後はいかなる理由でも返金できない。既に申込みの会場が締切り後の場合は、会場変更はできない。
  • 最終的な参加会場等の決定は事務局の判断となる。
  • 全てのブロック大会内での重複出場できます。ただし、複数会場にて予選を通過した場合には、いずれかを選ぶ必要があります。
  • 18歳以下のジュニアゴルファー(高校生以下)は親の承諾を得てから、申し込むこととする。
  • 各決勝大会において、予選通過者が出場を辞退した場合、およびエントリー締切りまでにエントリーされなかった場合、出場を辞退したものと見なし、次チーム(該当地区およびスコアを考慮)から順次繰上げとする。
  • 主催者の責に帰すべき事由によるもの以外に、大会中に発生した傷害・事故等については一切責任を負わない。
  • 日本国刑法に問われている者、或いは現在、過去において暴力団に関係する者及びこれらに準ずると判断される者は、本競技の参加を認めない。
  • 本競技の品位を損なう行為があった場合は、プレー中であっても即刻、競技への参加を取り消すこともある。
  • 参加者の顔写真および氏名等を使用する権利は大会事務局に帰属する。
  • 申込者の個人情報は出場大会に関する案内・連絡に利用する他、ゴルフダイジェスト社よりイベント・出版物・販売物等の資料送付に利用することがあるので、希望しない場合は大会事務局まで連絡をすること。
  • 申込者の個人情報はゴルフダイジェスト社が責任管理し、業務委託先以外の第三者に開示・提供することはない(法令などにより開示を求められた場合は除く)。

その他

  • 最終結果は競技終了後、大会公式掲示板に掲示する(2日後にはGD社ホームページでも確認可能)。
  • 予選通過枠については各会場にて発表する(参加者比例配分)。
  • 変更・追加が出た場合は、大会公式掲示板に告示する。

大会に関しての問合せ・キャンセルの連絡先

全日本ダブルスゴルフ選手権大会事務局
電話:03-3836-0889(平日・土・日 10:00~17:00)