よりまっすぐ遠くへ飛ばせて実戦で結果を出せる RMX

進化したクラブ性能をマーク金井とプロが徹底検証!

2年ぶりの新作となるヤマハのRMXシリーズがついに登場した。
RMX118とRMX218の2つのシリーズは、
ともにまっすぐ遠くへ飛ばせるように進化しているという。
そこで、クラブアナリストのマーク金井と
ショットメーカーとして知られる堀之内豊プロに試打を依頼。
NEW RMXシリーズの性能を徹底的に検証してもらった。

PROFILE

MARK KANAI

マーク金井

大阪出身。多数のメディアでクラブ性能評価や試打レビューをこなすゴルフクラブアナリスト。自身のゴルフスタジオ「アナライズ」では、高速度カメラと計測器を使ったクラブセミナーも開催している。GDOの定例企画「試打インプレッション」でもお馴染み。

HORINOUCHI YUTAKA

堀之内 豊

鹿児島出身。2000年にツアーデビューを果たし、2006年にはシード権を獲得。キレのあるアイアンショットには定評があり、もちろん得意クラブはアイアン。現在は大阪と兵庫のスタジオでレッスン活動中。最新クラブの性能についても詳しい。

徹底試打・計測編

進化した2つのヘッドを徹底検証!その性能を、最新シャフトとの相性を明らかにする。

“真っすぐ遠くへ”飛ばすという、その進化のポイントをまずは徹底分析。
そしてRMXといえばヘッドとシャフトを別々に購入できるのがユニークなポイント。
今作も最新シャフト4種がラインアップされている。
タイプの異なる2つのヘッドと最新シャフト4種の組合せを試打し、
その性能、相性・特性をレビューしてもらった。

RMX DRIVER

新しいRMXシリーズは“直進性と飛び”をアピールしているモデルです。ドライバーのヘッドは、RMX118が直進性の高い飛ばせる強弾道、RMX218はつかまって飛ばせる高弾道が打てるように作られています。
まず皆さんに知っておいてほしいのは、ボールの曲がりはボールのバックスピン軸の傾きによってもたらされていること。直進性のいいボールを打つためには、スクエアなインパクトでボールの軸の傾きを少なくする必要があるのですが、ゴルファーのスイングによってスピン軸をまっすぐにしやすいヘッドは異なります。そのためRMXシリーズには2つのヘッドが用意されているのです。

自分のスイングに合ったヘッドでフェースがスクエアな状態でボールをヒットできれば、ボールが曲がらないだけでなく、インパクト効率も高められます。その結果エネルギーロスがなくなり、曲がらずに今まで以上に飛ばせるようになるのです。

もうひとつ付け加えると、新作のRMXドライバーはフェース面のバルジ(横方向の丸み)がないアイアンのようなフェースが特徴です。球離れが速く慣性モーメントの大きい現代のクラブではヒールやトゥに打点がズレたときに、フェース面がまっすぐのほうが球は曲がりません。RMXドライバーは、そういったディテールにもこだわって直進性を追求しているクラブです。

COMBINATION

マーク金井が推奨!ゴルファータイプ別 直線的に効率よく飛ばせる ヘッドとシャフトの組み合わせ

TUPE 1 右曲がりを抑えたいスライサー

TUPE 2 引っかけのミスを減らしたいフッカー

TUPE 3 左右どちらにも曲げてしまうゴルファー

HORINOUCHI's IMPRESSION

堀之内プロがもっとも飛ばせたのはこの組み合わせ
horinouchi's comment
プロもアマも同じように
ドライバーに直進性を求める時代
2つのヘッドを試打して感じたのは、どちらのモデルも直線性が高いことです。私が試打すると、RMX118のヘッドは強くまっすぐ、RMX218のヘッドは高弾道のドローを安定して打ちやすかったですね。昔は、プロは球筋を操作しやすいヘッドを好んで使ったものですが、今はできるだけ曲げずにまっすぐ飛ばしてコースを攻略する時代になっています。直線的に打つことができる新しいRMXドライバーは、とても現代的に進化したクラブだと感じました。
ヘッドとシャフトの組み合わせをすべて試打して、私がいちばん安定して飛ばせたのがRMX118のロフト9.5度と Diamana RFの組み合わせでした。飛んでいく球筋も自分のイメージどおり。この組み合わせなら、安心してコースで使えます。

RMX IRON

新しいRMXシリーズのアイアンは、直進安定性とソールの抜けが抜群にいい
horinouchi's comment
小ぶりヘッドのRMX018 ツアーモデルは、ターゲットにスクエアに構えやすく、思いのままに球筋を操作することができます。打感も抜群に柔らかいですね。RMX118はほどよいヘッドの大きさで安心感がありつつ、飛距離と操作性と打感のバランスがいいモデル。RMX218はオートマチックに高弾道を打てる上に、とにかく飛ばせるモデルでした。3モデルとも打感が良くて、ソールの抜けがいいのが特徴です。そのおかげで、どのモデルを使っても縦の距離感が合いやすかったですね。
MARK KANAI's comment
3モデルともソールのバウンスがうまく働くように作られていて、それがボクはとても気に入りました。一般的に大きいヘッドは初心者向け、小ぶりヘッドは上級者向けと言われていますが、ボクはそうは思いません。“このモデルが打ちたい!”と自分が思えるアイアンを選んで使っていいのです。ただし、クラブにはヘッドの物理的な特性があって、ソール幅が広いアイアンはダフリのミスに強く、フェース長は長いほうが球は曲がりづらくなります。自分がアイアンに何を求めているかをしっかり認識して、モデル選びをしてほしいです。
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コース・実戦検証編

SHOT 1 RMX DRIVER

直進安定性が高い方狙いどころがシビアなコースでも自身を持って振っていける

MARK KANAI's COMMENT
RMXドライバーは、どちらのモデルもルール上限までフェース反発性能が高められていて、少しぐらい打点がズレてもボール初速が落ちないスイートエリアの広さも備わっています。なおかつボールのスピン軸が傾きづらく、曲がりづらいのも長所です。RMX218ドライバーは、RMX118ドライバーと比べると打ち出しが高く、キャリーを出しやすいのが特徴のモデル。フェアウェイの手前にハザードがあっても、難なく越えていってくれました。飛ばしたい状況のティショットだと余計に力んで曲げてしまうという人にも、直進性が高いRMXドライバーはとても頼りになるでしょう。
HORINOUCHI's COMMENT
フェアウェイの狙いどころが狭くて、しっかりとキャリーを出して池とバンカーを越えていかなければならないティショット。なおかつ2オンを狙うためにはティショットでドライバーの飛距離が必要になります。このような方向性と飛距離が必要なティショットでも、RMX118ドライバーはフケ上がらない強弾道で飛ばせて、なおかつ振っていってもボールが左右にブレない安心感があります。これだけ直進性が高ければ、シビアなホールレイアウトやコースコンディションでも自信を持って打っていけます。

SHOT 2 RMX FW

ヘッドサイズが異なる2モデルフェースの反発性能が良くて長い距離でも2オンを狙える

MARK KANAI's COMMENT
RMX FWは、ヘッドが低重心設計でフェースの反発性能がドライバー並に引き上げられているクラブ。フェアウェイから5番ウッドで打ってみると、従来の3番ウッドぐらいに飛ばせました。5番でこれだけ飛ばせるなら、アマチュアがキャディバッグにスプーンは入れる必要はないでしょうね。新しいRMX FWには通常モデルに加えて、ヘッドが小型化されたRMX FW FOCUSも用意されています。小ぶりヘッドが好きな人や、ヘッドの抜けや操作性を重視する人は、そちらを選んでもいいでしょう。
HORINOUCHI's COMMENT
パー5のセカンドショット地点。ボールは長めのラフの中にあります。いつもならアイアンで刻むこところですが、RMX FW FOCUSでグリーンを狙ってみました。打ってみると、イメージしていたよりもヘッドがスパッと抜けてくれます。小ぶりなヘッドのおかげもありますが、地面との設置面積が小さくなるように設計されたソールの抜けの良さも影響していると思います。私の場合は、FWはヘッドが小ぶりなほうがターゲットに対しても構えやすく感じます。自分がバッグに入れて使うなら、RMX FW FOCUSのほうを選びます。

SHOT 3 RMX IRON

傾斜地やラフからでもソールの抜けがいいからまっすぐピンを狙える

MARK KANAI's COMMENT
ピンまでの距離は160ヤード。少しフォローの風が吹いています。通常なら7番アイアンで打つ距離ですが、飛距離性能に優れたRMX218なので8番アイアンを手にしたところ、なんとグリーンをオーバー。9番アイアンのコントロールショットでピンハイに付けられました。驚いたのは飛距離性能だけでなく、打感がいいことです。練習場で打っていたときよりも、コースの芝の上で打ったときのほうが断然手応えがいい。これはソールの形状が良くて、芝の上でうまくバウンスが機能してくれているからです。ぜひ皆さんにも、コースの芝の上で打って性能を確かめてみてほしいです。
HORINOUCHI's COMMENT
つま先下がりのライからRMX118アイアンで打ってみました。こういったライではインパクト時にソールのヒール側が地面と接触して、思わぬ引っ掛け球が出ることがあるのですが、RMX118ならそんな心配がありません。ソールが突っかからず、キレイにヘッドが抜けてくれます。RMXのアイアンにはソールのトゥ側とヒール側にラウンドが付けられていて、それが傾斜地で威力を発揮してくれているようです。こういった良さは、練習場のマットの上から打つだけでは分かりません。アイアンは、いろんなライから打たなければいけないクラブ。RMXのアイアンには、実戦のコースで役立ってくれる性能が備わっていると思います。

SHOT 4 RMX TOUR MODEL WEDGE

地面にコンタクトしたときにハイバウンスがうまく機能するからスピン量と距離感が安定する

MARK KANAI's COMMENT
ウェッジで大切なのは、距離感の合いやすさとミスヒット時の許容性。そこでボクが注目したのがRMX ツアーモデル ウェッジのバウンス角16度のモデルです。こういったハイバウンスには、ソールが地面に当たったときにフェース面を起こしていく効果があります。それによってアプローチのスピン量が安定して、自分が想定したキャリーと転がりでピンに寄せることができるのです。ここまでバウンス角を大きくしたツアーモデルウェッジは、他にはないでしょうね。アイアンと同様、ぜひこのウェッジも芝の上から打ってみてほしい。性能の良さが分かるはずです。
HORINOUCHI's COMMENT
ここまでバウンス角が大きいウェッジは初めてでしたが、打ってみると意外に良かったです。スピンがよく掛かりますし、マークさんが言うように安定感があります。ヘッドが手前から入ってもバウンスのおかげでリーディングエッジが地面に刺さらず、ヘッドが抜けてくれて大きいミスにならないのも気に入りました。このウェッジならアプローチがやさしく打てるし、精度も高められると思います。ヒール側に削りが入っているので、フェースを開いて使いたいときにバウンスが必要以上に働かないのもいいですね。
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