J・マイケル・ポーレットが日本ゴルフ界へ送った「6844y」のメッセージ
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富里ゴルフ倶楽部

14フィートの超高速グリーンでゴルフの神髄を味わう
富里GCが誕生したのは1989年。カレドニアンGCはその翌年オープンしている。いまでこそ1グリーンのコースは増えてきたが、当時はまだまだ2グリーンが主流。ポーレットはそんな日本のゴルフコースにも違和感を持っていたようだ。

ポーレットが送ったもうひとつのメッセージ

2グリーンは日本独特の気象条件、メンテナンスを考慮するとやむを得ない部分もあるが、ポーレットは設計時、とにかく1グリーンにこだわった。ターゲットゲームというゴルフ本来の性質を考えると、グリーンは1つであることが理想的だし、2グリーンは景観的にも戦略的にも焦点がぼやけてしまうというのがその理由だ。戦略性と美しさを融合させた1グリーンのコースを完成させ、ポーレットは「ゴルフコースはこうあるべき」と日本のゴルフ界にメッセージを送った。また、単純に1グリーンを作っただけではないのも特筆すべき点だ。ピン位置によって幅広い攻略ルートができるように形状、起伏に細部までこだわり抜いて18個のグリーンすべてに個性を持たせた。

18H・Par5・539Y

マスターズのような高速グリーンを体験

富里GCはガラスの上を滑るような高速グリーンも魅力のひとつだ。現在は、「14フィートチャレンジコンペ」というオープンコンペが開催されているが、その名称通りマスターズのグリーンのようなスピードを体感できるとあって、ゴルファーの注目を集めている。
速いグリーンを作るためにトーナメントコースでよく採用されるのが、ローラーをかけて表面をパンパンにする手法だ。一時は速いグリーンになるが、芝目が生まれやすいし、芝にストレスがかかって病気になる恐れもある。そんな理由から、手間暇はかかるが芝の上をボールが転がる状態で高速グリーンを作っているのが富里GCのこだわりだ。

8H・Par5・573Y

高速グリーンには逆算のマネジメントが必要

グリーンが速くなればなるほど、プレーヤーの技術力と集中力、想像力が必要になる。つまり、知的なゲームの要素が大きくなってくる。だからこそ、ラインを読み切りイメージ通りのタッチでカップインさせた時の喜びは格別だ。また、14フィート近くあるグリーンを狙うセカンドショットは落とし所にも繊細な配慮が必要になる。「ピンの手前から」という一辺倒な攻め方では通用しないのがこのコースの奥深さでもある。たとえば段差のあるグリーン、大きくうねるグリーンでは、時にはマスターズのように、あさっての方向を狙っていくシチュエーションがあるかもしれない。グリーンから逆算するマネジメント力が問われるレイアウト、グリーンなのだ。「ゴルフコースは最高の師」という言葉があるが、富里GCはまさにゴルフの神髄、醍醐味を教えてくれるコースだ。

2H・Par4・376Y
富里ゴルフ倶楽部
〒289-1611千葉県山武郡芝山町小原子773
TEL:0479-78-0002
東関東自動車道/成田ICより9㎞
距離:3455Y(OUT)、3389Y(IN) Par:72
コースレート:72.6(OUT・IN・ベント)
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