体力が消耗するラウンド中は、バナナや菓子パン、おにぎり、チョコレート……など、さまざまな食べ物で空腹を満たし、体力回復をしている人もいるでしょう。でも、今回はお腹を満たすことを目的にするのではなく、体の機能回復やスコアアップにつなげる作用で選んでみると、おすすめは木の実です。
木の実には、かぼちゃの種、松の実、カシューナッツ、蓮の実、ピーナッツ、アーモンドなど、いろんな種類があり、日本ではお酒のつまみとして食べているケースが多いと思います。しかし、漢方の本場である中国では、いろんな食材と組み合わせて炒め物にしたり、スープに入れたりと、毎日の食事の中に上手に摂り入れています。それは、毎日欠かさず摂りたいほど、食材が持つ力が優れているからなのです。
ラウンドも後半ホールになる頃には、誰でも疲れを感じるでしょう。そんなとき、回復させたいのは、体力そのものと、関節の動きの2つ。この2つが改善されれば、前半ホールと同じようなコンディションで、最後までプレーすることができます。
木の実はどちらにも効果的なカバー力を発揮できる食材です。漢方では、慢性的な関節痛の改善に用いられることがあり、関節がだるい、疲れやすい、筋力が弱くなった、体が重い、といった症状を緩和してくれます。
特に中国語で「腰果」と書くカシューナッツは、良質のたんぱく質と脂質に富む食材で、骨をつかさどっている腎の働きを高めてくれます。関節の動きをスムーズにする作用も期待できるでしょう。他にも、松の実には滋養と強壮作用がありますし、ピーナッツもカシューナッツと同じような働きが望めます。
たくさんの種類がある木の実の良いところをいっぺんに摂るためにも、ラウンド中にはミックスナッツを携帯するのがベストです。最近ではデパートなどで、あらかじめさまざまな種類をブレンドしたものが売られていて、とても便利です。
また、木の実の歯ごたえの良さや香ばしい香りは気分転換につながります。遅いプレーヤーの影響や、思わぬトラブルでスコア不振のときなど、ストレスを感じたら木の実をポリポリ食べながら、自然の中に目を向けてみてください。気持ちの切り替えがしやすくなります。
ただし、塩をまぶしてあるカシューナッツやピーナッツ、アーモンドなどは塩分が多く、むくみや高血圧症などの原因になることがあるので、食べ過ぎには注意しましょう。
「五訂日本食品成分表準拠 新食品成分表」、「食べて治す医学大事典」










