最終更新日 2007年06月21日

新・ゴルフの常識 第6回

「最新・最高」を楽しもう

”本物”のクラブを作りたかった

 ゴルファーがドライバーに求めるものと言えば、やはり飛距離。特に上級者、プロと腕前が上がるほどそのアドバンテージの大きさを理解しているだけに、方向性と飛距離の究極の両立をクラブに求める。現在、ドライバーの大きさは物理的に飛ばしに有利な460cm³が主流。欧米では7割近くのプロが460cm³を使用しているというデータがあるほどだ。しかし形状が大きくなるほど、美しいフォルムを維持するのが難しいとされてきた。特に保守的な日本人プロの中にはなかなか460cm³に移行できずにいるプロが多いのが現状。しかし今回紹介するミズノの「MPクラフト460」は、不安要素となる見た目の違和感がない顔の良いドライバーだと、プロの間でも評価が高い。すでに発売されている「MPクラフト425」は、思い通りの弾道が打てるという性能部分での評価が高かったが、今回の「MPクラフト460」は、「425」の丸型を踏襲せず、意図的に洋ナシ型の形状にした。このクラシックな形状がプロの高評価につながったわけだが、そこには“ミズノらしい本物の良さ”を全面に出した、本当にいいモノを作りたいという思いが、詰まっている。「本物」とは、「わかる人には良さが理解してもらえるクラブ」「長く使い続けられるクラブ」「宣伝に頼らなくても評価を得られるクラブ」――そんなクラブのことだ。

MPクラフト460

MPクラフト425


感性にこだわり木型製作からスタート

photo

MPクラフト460ヘッドの原型

 以前ミズノから発売されて一世風靡したのが、名器と呼ばれた「300S」。プロユースということの憧れも相まって、アマチュアゴルファーからの支持も高かったクラブだが、見た目だけではない本当の良さが備わっていたからこそ、プロ・上級者は「300S」を手にしたのだ。今回ミズノがこだわった“本物”というキーワード。原点回帰とも言える考え方で開発された「425」と「460」だが、コース全体の距離が伸びている以上、現在は飛ばなければ評価されない。パーシモン時代からこだわりのヘッドを創ってきたミズノの伝統からすれば、いい顔のドライバーを作るだけなら簡単なことなのかもしれないが、見た目と飛びを兼ね備えた、手にした誰もが納得する“本物”にいかにして辿りつけたのだろうか。
「MPクラフト460は、まず木型を削ってヘッドの原型を作りました」。そうミズノの担当者は語る。コンピューター全盛の今時には珍しい手間のかかる方法。木型を削る職人の腕も問われる工程をあえて採用した。さらにその木型を削る重要な役割には、職人の世界では若い部類に入る30歳代の職人が指名された。もちろん、これには理由がある。ベテランの技術に頼り無難な結果に満足するのではなく、理論と実践をより高い時点で融合させることに挑戦したのだ。大阪本社の開発陣。設計を形にする工場のスタッフとの二人三脚。クラブの重心位置は、その形状で決まってくる。理想の重心位置と感性になじむフォルムの両立を求め、開発陣はそれこそ数え切れないほど工場に足を運んだ。木型ひとつつくるだけで3週間はかかる。開発・製作の双方が持っている全てを出し尽くした。社内外で携わった全員が納得するヘッドを削れたのは、「いい意味でぶつかり合い、そして融合した結果です」という。

"460平方センチメートルでは、これがベスト"という自信作

 「単純に大きさをアップしただけでは、ボールのつかまりが悪くなりボールは右に出ます。これを解消するには、重心が大事なポイントになります」。だから「MPクラフト460」は、この重心位置に細心の注意が払われている。
 ヒール後方側に9グラムのウエイトを配し、フェースの返りをアップさせている。クラウン、サイドウォールの厚さを薬品を使った特殊処理で「425」よりさらに薄くし、ヒールバランスにしてボールのつかまりを良くしている。「MPクラフト460」は、まっすぐ大きく飛ばす大型ヘッドの利点を生かしながら、同時に操作性の向上も達成。自分の手足のような感覚でボールをコントロールすることを可能にしているのだ。これが、プロの評価を高めている点でもある。「460cm³ではこれがベストというものができました」と担当者は自信を込めて話す。
 今回特筆すべき点がもうひとつ。この「MPクラフト460」は、ゴルファーにとって最も大事なスペックといわれるライ角が調整可能なのだ。ライ角調整といえば、アイアンでの調整がせいぜい。ドライバーでは、プロのクラブを調整するトーナメントカーで行われている程度。それが一般のユーザーが、自分に合ったライ角を指定できるというのだから、これは自分に合ったクラブを見つけるにあたって大きなメリットと言える。
 最新技術に伝統のフォルムを組み込んだ「MPクラフト460」。さらに自分に適正のライ角が加われば、最大飛距離を生む要素は全て揃ったといえる。存分に本物の飛ばしを堪能しよう。

photo

「460・では、これがベスト」と語るミズノ クラブ企画課・内海 隆さん

MPクラフト460
フェース部/鍛流チタン(Ti-4.5AI-2Mo-1.6V)鍛造
クラウン部/β系チタン合金(Ti-15V-3Cr-3Sn-3AI)鍛造
ソール部/チタン合金(KS120)鍛造
ネック部/純チタン鍛造
インナーウエイト/純チタン
バックウエイト部/ステンレススチール(SUS304)ビス+アルミ合金プレート
ライ角:59度 ※ライ角57.5度(フラット)、60.5度(アップライト)が別注可能。
¥89,250


ページのトップへ

過去の特集・連載記事

ギア

RSS

連載

連載2007秋・新戦力ガイド

連載ロイコレスター物語

連載「What is "UNDER ARMOUR"?」

連載機能+感性のアイアン

連載スピン命!のウェッジ

毎月当る!プレゼント&新着情報

スタイルゴールド 50歳からの、ゆとりあるゴルフライフ。

スタイルウーマン これからの女性はゴルフでジブンを磨く。


Style-GOLDStyle-Neo AthleteStyle-Woman