最終更新日 2007年05月24日

新・ゴルフの常識 第4回

楽しさは本物を使うことから始まる

ショットの味わいが違う”軟鉄鍛造”

今シーズンの新モデル「MP-67」

 何十本ものキャディバッグが並んでいるコースのバッグ置き場で、軟鉄鍛造アイアンが刺さったバッグを見つけると、「持ち主は腕の立つ人だな」と想像する。上級者、プロと腕前のレベルが上がるほど、世界的に軟鉄アイアンの支持率は非常に高い。特にコース・コンディションが厳しい欧米では、人気が高くなる。では軟鉄が、なぜ腕の立つゴルファーに支持されるのか、その理由は、軟鉄アイアンが、球筋や打感、弾道という細かい部分にまでこだわれるクラブだからだ。欧米のゴルファーには、打球の高さを打ち分けできる点が人気の秘密だという。しかも、軟鉄は人の感性に一番馴染みつつ、手の延長線上で大きな力を発揮する。道具としての役割を最も素直に発揮するのが「軟鉄」という素材だ。軟鉄鍛造アイアンは、どんな素材のアイアンよりも打った後で充実感・達成感を味わえる。ところが、溢れんばかりの特長を持つ軟鉄鍛造アイアンの性能は、腕前がないと100%は引き出せない。平均的なゴルファーは、腕前が結果にそのまま反映されてしまうことで、尻込みしてしまう要因になっているのだが、達人たちは、逆にその点を買う。自分のスイングの調子を判定しやすいから、自分のスイングの崩れは小さなうちに修正できる。少々スイングが乱れた時もまずまずの結果を出してくれるアイアンでは、気付かぬうちに症状が悪化していることがあるから。

道具との”会話”を楽しむ

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上/この刻印が高品質の証。
中/製造技術は世界的パテント。
下/ミズノだけの独自製法「グレイン・フロー・フォージド」によるネック一体型成形が、S25Cマイルドスチールの鉄繊維の流れ「鍛流線」を生み出す。鍛流線は、加圧により高密度化した金属粒子の流れで、フェースからネックまで切れ目なく流れているのはミズノだけ。MPアイアンならではの打感の基になっている。

 使い手の技量を素直に反映する軟鉄鍛造アイアンは、スイングを育ててくれる。「良いスイング」のときほど良い結果を出すから、達成感もさることながら、ゴルファーは自分の上達具合を実感できる。プレーするうちに道具と使い手の間に、一体感が醸成される。使い手と道具のコミュニケーションのひとつが「打感」だ。フェースがボールと接触した瞬間、フェースのどこに、どんな捕まり具合で……という情報がビビッドにゴルファーに伝わる。打感の柔らかさはもちろん、この情報量が多いほど達人たちは嬉しくなる。軟鉄にも「繊維」がある。クラブヘッド全体の繊維が整っているほど打感が良くなる。軟鉄鍛造アイアンは、素材の鉄塊を熱して圧力をかけ成形、その後研磨して仕上げる。製造過程で注目を集めているのが、ミズノの独自技術「グレイン・フロー・フォージド」製法。フェースとネックを一体型成形する高度な技術で、「鉄の繊維」(鍛流線)を途切れさせずに成形を可能とした。ミズノの「MPシリーズ」が世界中で持てはやされている最大要因が、この世界的な製法特許の独自技術で生まれる類まれな打感の良さにある。開発担当によれば、MPアイアンが優れている理由はその素材「S25C」にもある。軟鉄の硬度を左右するカーボン(炭素)含有量0.25%というこの素材は「銘酒が良い水を選ぶ」のと同じ。MPシリーズが達人たちを魅了する理由はこの他にもある。例えばネックの微妙な特殊形状。ターゲットにより正確に構えさせる役割をも果たしている。他の追随を許さない数々のノウハウが、シンプルなアイアンヘッドの中に詰まっている。

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3D CADによる設計図。ここがMPの出発点。

感性と目指すもので選ぶ

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 軟鉄鍛造アイアンは、成形の最終過程で研磨を必要とする。ウェッジで耳にした読者もいるだろうが、手作業だけに誤差が生じやすい工程だ。MPシリーズは研磨技術の向上と鍛造の段階でより精密に最終製品に近いものを作ることで品質の高さを保っている。量産品もプロが使うものも同じものができることが大切という考えを貫くため。そして、研磨と検品にコストを惜しまず製品を完成させる。生産工場が海外に移ってもそうした頑固さは以前と同じ。「ミズノクオリティ」と呼ばれる所以なのだ。この土壌のなか最新鋭の3D CAD設計を取り入れるなど新技術を駆使して「MP67」は生まれた。軟鉄鍛造アイアン生産75年目の最新作、シリーズ7作目が目指したのは、ライを選ばない操作性の良さと、より強い弾道の両立。バックフェースの「カットマッスル」デザインが、打感にさらに磨きをかけると同時に外観のアクセントにもなっている。ゴルファーは、元来、道具の素材に敬意を払ってきた。ウッドにしても、ネーミングの由来は素材にあった。少なくとも「アスリート」を続けていくのならスイングを磨くのは避けて通れない。スイングを磨くのに軟鉄アイアンは必須。現時点での自分の腕前との相談ではなく「目指すもの・マインド」で選ぶのも「本物」を選ぶのなら大いにアリだ。道具との良質の会話を楽しみながらラウンドする。「MP67」、いい相棒になるはずだ。

MP-67
MPシリーズ
MP-67
ダイナミックゴールド
(7本セット:#4-9、PW)
フレックス:X100、S200
ロフト角:(#5)28度

MP-32
MPシリーズ
MP-32
ダイナミックゴールド
(7本セット:#4〜#9・PW)
フレックス:X100、S200
ロフト角:(#5)27度

MP-60
MPシリーズ
MP-60
ダイナミックゴールド
(7本セット#4−#9、PW)
フレックス:X100、S200
ロフト角:(#5)27度
NS PRO 950GH
(7本セット#4〜#9,PW)
フレックス:S、SR

MP-37
MPシリーズ
MP-37(別注対応)
ダイナミックゴールド
(8本セット:#3〜#9、PW)
フレックス:S400、S200
ロフト角:(#5)27度

MP-33
MPシリーズ
MP-33(別注対応)
ダイナミックゴールド
(8本セット:#3〜#9・PW)
フレックス:X100、S400、S300、S200
ロフト角:(#5)27度

MP-30
MPシリーズ
MP-30(別注対応)
NS PRO 950GH
(8本セット#3〜9、PW)
フレックス:S、SR、R
ロフト角:(#5番)27度
ダイナミックゴールド
(8本セット#3〜9、PW)
フレックス:S400、S200
ロフト角:(#5番)27度

MP-27
MPシリーズ
MP-27(別注対応)
NS PRO 950GH
(8本組:#3〜#9、PW)
フレックス:S、SR、R
ロフト角:(#5)27度
ツアースピリット ウェブガンMP
(8本セット#3〜#9、PW)
フレックス:S、SR、R

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