最終更新日 2007年03月08日

オトコゴルフ

新製品でも頑なに守りぬかれた「ものづくり」哲学

 2月下旬、アクシネット・ジャパン本社がある東京・江東区のホテルで、07年モデルの新製品発表会が行われた。全国から集まったバイヤーやマスコミの一番の注目は、ニューボール「プロV1シリーズ」。昨年10月、一足早くツアーデビューし既にデービス・ラブVが3年ぶりに優勝するなど、2人のチャンピオンを生んだ。新製品最大の変化はディンプルだが性能進化はくどく説明の必要はないだろう。深さ、大きさ、配列が一新されボールには常識のシームラインも外見上はわからなくなった。プリントは、ブランド名がいつもの黒文字で頂点に控えめにプリントされ、商品名はさらに小さくサイドにパッティングで便利なターゲットライン上にあるだけ。商品名プリントを目立たせアピールするのが普通なのに、ゴルファーの集中を妨げてはいけない、という配慮が苛烈なマーケット競争の中でも貫かれた。ゴルフゲームの中で製品が果たす役割から遡ってのものづくり。消費者に対する媚もなければ自らの姿勢を貫くのに躊躇もない。世界で最も信頼されるボールの真骨頂はそこにある。


商品名はサイドスタンプのA.I.M.上にさりげなく入る


ツアーにおける絶大なるシェアはプロが寄せる信頼の証

 世界中のトッププロ、アマチュア上級者がタイトリストのボールを愛用しているのは、「信頼」の一語に尽きる。高品質で高性能であることはいうまでもなく、品質が均一である、という点においての評価が高い。参戦初年の昨年、USPGAツアーでシード権を獲得、今年はシード選手として最高峰ツアーを闘っている丸山大輔も言う。「僕も勝ちたかったので、タイトリストのボールに換えました」。実際、「勝つ」ためには飛距離だけでは不十分。アイアン、ウェッジ、パターとより短いクラブでのボール性能が問われる。ツアー関係者の間では丸山の活躍には大事な場面でのショットの精度が上がったことが影響している、と指摘されている。丸山のショットを支えているのが、ツアープロが常々指摘する「同じショットなら同じ飛び」。シンプルだがボールのような大量生産品では案外難しいこと。製造上の問題以外にも気温、湿度など生産環境が微妙に影響するからだ。

妥協を許さない厳格な品質管理は創業時からの伝統だ

 タイトリストのボールはマサチューセッツ州にある工場だけでの生産。同じショットなのにボールの品質差で結果が違わないのが当然、と考えるからだ。世界均一品質――この姿勢は、今に始まったのではない。ひとりのアマチュアゴルファーが友人の医師とプレー中、うまく打ったはずのボールがフック、スライス。友人とのゲームに敗れた彼はその友人に頼み込みレントゲンでボールをチェック、そこでコアが中心から外れていることを発見したのである。彼の名はフィル・ヤング。タイトリストの創業者である。ゴム関係のメーカーであった彼は自らボール製造を始めた。以来、現在にいたるまでタイトリストのボールは最終工程を終えたあと1個ずつレントゲンを当てられる。愚直ともいえるような妥協しない品質管理こそが、King of Golf Ballたる所以なのだ。もうひとつ。タイトリストはプロがツアーで使うためのボールを特別に製造していない。世界中のツアーでプロが使用しているものと、あなたの身近なゴルフショップで手にできるものとは全く同じだ。タイトリスト「NewプロV1シリーズ」。カッコいいやつではないか。

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商品名:タイトリスト プロV1
価格:オープン(3月中旬発売予定)
構造:マルチコンポーネント(3層構造)
コア:ポリブタジエン
ケース層:アイオノマー
カバー:ウレタンエラストマー
ディンプル:ハイカバレッジ392ディンプル(スタガード・ウェーブ・パーティングライン)

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商品名:タイトリスト プロV1x
価格:オープン(3月中旬発売予定)
構造:マルチコンポーネント(4層構造)
コア:ポリブタジエン
ケース層:アイオノマー
カバー:ウレタンエラストマー
ディンプル:ハイカバレッジ332ディンプル(スタガード・ウェーブ・パーティングライン)


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タイトリスト

  • ●即座に47人が使用
    ラスベガスのツアーにプロV1初登場。1試合での用具変更としては最大人数
  • ●5ラウンド連続でスコア60台
    ビリー・アンドレードがマーク。プロV1使用、最初の優勝選手となる
  • ●発売後1ヶ月で5.6%のシェア
    00年12月、アメリカ市場で記録した実績
  • ●ツアーランキング8位までを独占
    デービス・ラブV、ブラッド・ファクソンなどプロV1使用プロがツアー序盤戦の西海岸シリーズで見せた
  • ●4ヶ月でシェア1位
    01年3月、ゴルフボールのアメリカ市場15%のシェアを獲得
  • ●プレーオフの4人全員がプロV1使用選手
    ツアーチャンピオンシップで。
  • ●16ヶ月で300万ダース突破
    プロV1の出荷数が02年1月、300万ダースを突破
  • ●トップ10位中9人がプロV1使用
    優勝したベリー・エバンスをはじめPGAクラブ・チャンピオンシップで参加選手の85%がプロV1を使用
  • ●全英オープンに優勝
    02年7月、プロV1が「優勝球」に。プロV1は全世界で224勝を記録
  • ●1モデルとしては過去最高の285勝
    ビジェイ・シンのツアーチャンピオンシップ優勝で到達した
  • ●9試合中7勝
    2003・3月 第2世代のプロV1とプロV1x発売開始。この2つのモデルでツアー序盤戦に達成
  • ●参加選手の92%使用
    USアマチュアチャンピオンシップでのプロV1とプロV1x使用率
  • ●参加選手の98%使用
    USジュニア・アマチュアチャンピオンシップで
  • ●グランドスラム
    ビジェイ・シンが全米プロゴルフ選手権に優勝。この年4大メジャー大会すべてをプロV1、プロV1xが制す
  • ●シェアが22.7% 04年10月、アメリカ市場で記録
  • ●世界中のプロツアーでNO.1
    世界のツアーでも使用選手数が20,000人を越える。世界のすべてのプロツアーでNO.1の使用ボールに輝く
  • ●58年間使用率no.1
    全米オープンでのタイトリストボール使用率。優勝したジェフ・オギルビーもプロV1xを使用しメジャー初制覇
  • ●23.1%シェア
    プロV1とプロV1xのアメリカ市場でのシェア。2006・10月
  • ●NO.1連続70ヶ月超
    プロV1、プロV1xは連続70ヶ月、アメリカ市場で最も売れているボールとなり現在も更新中
  • ●プロV1シリーズ、ツアー通算900勝を達成
    06年12月17日、アーニー・エルスが2007プロV1xを使用し、南アフリカ・クラッシックに最小スコアで優勝

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