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ヘッドスピードが50もあると、それだけで普通のアマチュアよりもスピンが増えて風の影響を受けやすくなります。ヘッドスピードとスピン量は比例関係にあるからです。

では、なぜハードヒッターのプロが吹き上がらないかと言うと、スピンがかかり過ぎない打ち方をしているからです。具体的に言うと、インパクトでフェースが開いたりロフトが増えるほどスピンが増え逆に、インパクトでフェースが閉じたりロフトが増えない（ロフトが立つ）ほど、スピン量が減ってきます。

プロの場合、アイアンではややハンドファーストに球を捕えているので、ロフト少し立った状態、なおかつダウンブローでフェースの下側で球を捕えているのでインパクト時にはロフトが立ち、それがスピンを減らしています。

ゴルフ歴が2年ですと、いきなりプロのスイングに近づくのは大変ですが、道具でスピンを減らしたいのであれば、ハンドファーストに打ちやすいグースネックのアイアン、それもロフトが立っていて、低重心気味のアイアンの方がクラブでスピンを減らせるでしょう。

ただし、少し気になるのがテーラーのユーティリティの弾道。レスキューミッドのTPは吹き上がりづらいクラブ。これで吹き上がるということは、ヘッドスピードが速いだけでなく、インパクトでフェースがかなり開き気味になっているような気がします。できれば、プロやインストラクターからレッスンを受け、なぜ、スピンが増えるのかを質問された方がいいと思います。