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ヘッド側に鉛を5グラムほど張ると、バランスは3ポイントほど増えます。また、同じヘッド重量、シャフト重量のクラブを比較した場合、クラブが半インチ長くなると、バランスは3ポイントほど増えます。

軽いバランスを重くするには、市販の鉛を張ると簡単に調整できます。バランスを軽くするには、シャフトを切ってクラブを短くするか、ヘッドを削って（アイアンだと穴をあけて）軽くするか、もしくは今よりも重いグリップを装着することで調整できます。

D0とD1とでは、D1の方がワッグルした時に重く感じることになります。ナイキのドライバーをD0からD1にするのは簡単で、鉛をぺたっと1枚（2グラム弱）張れば調整完了です。

ただし、ヘッドの重心位置が変わると同じバランスでもヘッドの利き具合は微妙に変わります。単純に数値を合わせるだけでなく、数値はあくまで目安ですので、本当に大事なことは、自分で振ってみて心地良いバランスに仕上げることです。

アイアンに関しては、振り切れる範囲で重いクラブを選択することと、ドライバーのつながりを考えますと、ドライバーが大型ヘッドで重心距離が長いのであればアイアンも大型ヘッドで重心距離が長めの方がマッチングが良くなります。ドライバーのヘッドがそれほど大きくなく、重心距離が短いものであれば、アイアンは重心距離が短くても、長くても大丈夫です。

ちなみに、イグナイト380の重心距離は34.5ミリと比較的短め。アイアンを選ぶ場合は、重心距離が34〜40ミリぐらいの間ならばOK。後は、実際に試打してみて、イメージ通りの方向にボールを打ち出しやすいこと、そしてライ角度が合っているかどうかチェックして下さい。ソール全体に傷がつく（ソール中央に傷がつく）クラブが、自分にとって適正ライ角度のアイアンです。

ちなみに、ライ角度はアイアンによって調整できるモノとできないモノがあります。気に入ったアイアンのライ角度が合っていない場合は、調整できるかどうかを、お店の人に尋ねるといいでしょう。