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クラブのバランス調整については、私は重要だと思っています。原則はウッドはウッドでシャフトのフィーリングを統一させ、アイアンはアイアンでシャフトのフィーリングを統一させることです。

まず重量（特にシャフト重量）は、ドライバーが一番軽く、FWはドライバーと同じシャフト重量から10グラムほど重め、アイアンはドライバーよりも20〜60グラム重くすることが目安です。アイアンの重量は幅が広めですが、これは振り切れる範囲で重いものを使うのがよいでしょう。

言いかえますと、クラブセッティングで一番大事なのは適正重量のクラブを使うことで、これが守られているとドライバーとアイアンのつながりが良くなってきます。

シャフトの調子については、ウッドとアイアンが違っていても問題ありませんが、統一感を持たせるには、同じ調子がいいでしょう。もしくはドライバーが先調子ならば、FWは中元調子がいいでしょう。ドライバーが手元でFWが先調子はバランスが良くありません。FWを手にするとヘッドが暴れた感じになりやすいからです。アイアンについては、クラブの構造がウッドと別物なので、アイアンの中で統一感があればいいと思います。

あと、スウィングバランスは統一してもいいですし、ウッドよりもアイアンが少し重いのはOK。アイアンの方が軽いのはNGです。アイアンのバランスがウッドよりも軽いとインパクトゾーンで左手が流れやすく、トップやシャンクが出やすくなるからです。

他に注意していただきたいのは重心距離。ウッドとアイアンを同じ重心距離に揃えるか、もしくはウッドよりもアイアンの方が重心距離が長めなのがよいでしょう。ウッドの重心距離が長くてアイアンの重心距離が短いのはよくありません。理由は、ウッドのタイミングでアイアンを使うとヘッドが被ったり、開いたりしやすくなるからです。例えば、重心距離の短いマッスルバックアイアンを使いたいのでしたら、ドライバーも重心距離が短めのモノがいいと思います。逆に、重心距離が長いアイアンが好きならば、ドライバーは重心距離が長くても、短くてもどちらでも大丈夫です。

FWに関しては、ドライバーやアイアンほど重心距離が目立って変わるクラブはありませんが、ドライバーやアイアンが重心距離が長めでしたらFWも重心距離が長めのもの（例えば、ロイコレや、Vスチール）、ドライバーの重心距離が短めでしたらFWも重心距離が短め（キャロウェイ）を使った方が、ウッドの統一感がでてきます。