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ゴルフ野性塾スペシャル
No254....ゴリラ顔を尊敬する...(7/29)

体型で上達しない?
先日、塾長の「スウィング進化論」を読んでいて、ふと思ったのです。私の体はまるで進化の歴史の原点のようです。とにかく手が長く足が異様に短いんです。会社では、入社して30年、部下を持っている私ですが、入社当時は「猿」といわれ、いまでは「ボス猿」です。ゴルフもこの手足のせいか、100が切れません。塾長、人間の体つきと私のレベルは塾長の「スウィング進化論についていくことができるでしょうか。

(兵庫県・43歳)


理想の体型ですぞ

要するに貴兄の体型は胴長短足、手の長さのみが普通よりやや長いとゆう訳ですね。結論を申せば、貴兄の体型は極めてゴルフ向きに出来ている。理想と言ってもいい体型です。父に感謝し、母に感謝したほう方がいい。

そりゃ見た眼の体型は悪い。猿とかボス猿の渾名のつくのも、我慢しなきゃならんだろう。間違ってもレオナルド・ディカプリオにはなれまい。でもその渾名、特にボス猿の渾名は尊敬と敬愛と親愛込められし渾名と思う。貴兄の人格、人の良さへの渾名である。誇るべき渾名だ。

街を歩けば貴兄の体型に似た人が歩いている。日本国を支えてきた体型ですぞ。恥ずべきも劣等感持つ事もない、世間に誇れる立派な体型だ。

私はゴリラと呼ばれたかった。残念ながら、顔の長さが目立ったが為、馬面と呼ばれた。人間の顔は体重と仕事、日々の生活の充足度と年齢の与え得る落ち着き様で変わる事は出来るだろう。

私の顔は体重で変わって来た。ゴリラと呼ばれるには程遠いが、私はゴリラの渾名目指して生きて行くつもりでいる。

体重、仕事、日々の生活、年齢の四態で作り行く己の顔。いつかはゴリラになってみたい。上品さは似合わぬし、第一、その資質は私の中に無い。私にあるのは野性だけ。

人様に不快感を与え得ぬ顔であればよい、と思って来た。こずるい顔だけにはなるまい、と思って来た。ゴリラの顔はずるさを持たぬ。私はゴリラ顔になりたい。ゴリラ顔を目指す。

ハイエナの顔だけはイヤですな。ボス猿は尊敬、親愛の渾名ですぞ。貴公は立派な方だ。

100は簡単に切れます。90も簡単に切れる。スウィング進化論と共に歩けばよい。私の体型をビデオ画面で見て頂ければ分かる。私の体型も貴兄と似たり寄ったりです。顔はでっかく、腹がボコッと突き出た体型。恥ずべき事は何もない。51年間、楽しく過ごせて来れた体型である。

貴兄は進化論と共にあれ。貴兄の幸せを祈る。




この「野性塾スペシャル版」は週刊GDの過去の連載からピックアップして転載したものであり、周囲の状況が現在と異なっていることが多々あります。

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