ゴルフダイジェスト出版案内>ゴルフ野性塾SP

ゴルフ野性塾スペシャル
No236...10ヤード伸ばす法...(3/18)

飛ばし命です
小生は飛ばし命のゴルファーです。身長165センチ、体重75キロ。この体では鍛えなければ、なかなか思うように飛ばないと思い、日夜トレーニングに励んでいます。
スコア的には見るべきもののない私ですが、人より飛ぶという優越感だけが、ゴルフの唯一の楽しみです。塾長! 教えて下さい。あと10ヤード、確実に飛距離を伸ばせる方法はありませんか。私は悪魔に魂を売ってでも、そのノウハウを知りたいんです。その前に仏の坂田先生に助けを請いたいのですが・・・。

(千葉県・37歳)


うかつにスウィングを
いじっちゃいけません

飛ばし命の人よ。一に考えるべきは現在の飛距離を維持する事だ。となれば、スウィングをいじくっちゃいけない。後退の変革はいけません。如何なる場合も前進の変革でなきゃいけないのです。

スウィングを変えて飛距離落した人は多くいる。まずは現在の飛距離の維持とゆう考えが頭の中から抜けていた結果である。ゴルフにおいては現在の維持こそが前進の結果を生む。現在のレベルをブッ壊しては遠回り。結果を見ても遠回りになるでしょう。アマの場合は特にそうです。気を付けるべき事です。

二に考えるべきは現在のスウィングで10ヤード伸ばす方法の選択ですね。幾つもの選択肢はあります。ここを間違えると、やはり現在の飛距離を維持できなくなるものだ。

貴兄は捻転筋肉を鍛えよ。スウィングではなく、体を鍛えた方がいい。

左腕地面に平行となるショートスウィングのトップ型で沈めばよい。持つクラブは6アイアン。スタンス幅はドライバー幅。ゆっくりと膝を曲げて体全体の高さを低くしていくのです。普段のアドレス時より30センチ低くして下さい。

負荷が来ますぞ。体全体に。首筋迄も負荷が来る。苦しいけど30秒の間、沈みの姿勢のまま、動かぬ様に。

次に右腕地面に平行のショートスウィングフィニッシュ型で沈んでいく。やっぱり30秒だ。この繰り返しを眠る前に5回やる事。

翌日、貴兄の体全体はパリンパリン状態になっている筈。歩くのも億劫な筋肉痛発生していようが、1週間耐えて頂ければ貴兄の体は変化している

飛距離を出すにはダウンスウィング型とフォロー型をシンプルにしなきゃ駄目だ。無駄の動きを剥ぎ落さなきゃ飛距離は生まれない。ショートスウィングのトップ型はフルスウィング時の途中型である。要するにバックスウィング途中型。その位置で沈むと、不思議や不思議、ダウンスウィング途中の型になっているのです。腰と膝が球に向かった型。

塾生に沈みを教えてから彼等の飛距離は一気に伸びた。貴兄も試みられよ。スウィングはシンプル化し、筋力は増す。スウィングいじらずにスウィング単純化されていく不可思議さ。10ヤードは伸ばせます。沈みの苦しさを乗り越えて下さい。

1週間の我慢だ。1週間を過ぎりゃ、そっから先は簡単。筋力ついて苦痛は遠ざかる。塾生には1分間の沈みを10回続けさせました。トップ型10回、フォロー型10回。涙を流す者もいた。叫ぶ者もいた。その涙とその叫びが飛距離に変わった。方向はスウィングを変える事で得られる。飛距離は涙と叫びだ。

貴兄は沈め、沈んで叫べ。10ヤードの飛距離は貴兄のものとなる。

野生塾トップへ戻る