ゴルフダイジェスト出版案内>ゴルフ野性塾SP

ゴルフ野性塾スペシャル
No233...不調からの脱出...(2/25)

スランプの治療法は?
小生は、ゴルフ好きな歯科医です。(--中略--)とはいいながらも、仕事になれば、患者を第一に考え、歯の痛みをどうすればやさしく取り除いてあげるかなど、最善の治療法を日々考えています。塾長もゴルファー治療の「名医」ですが、スランプに陥ったゴルファーをどう「治療」しているのですか。小生も時にスランプに陥るのですが、そんな時のために知っておきたいスランプ治療法を教えてください。

(埼玉県・47歳)


みんな難しいゴルフをしている

基本型を与える。昨年5月、周防灘おっさん塾を開いて分かった事なれど、おっさん塾入塾の11名全員、基本型を知らない人ばかりだった。基本型の存在さえも知っていなかった。

これ迄の私はレッスンフィ貰った事もなければレッスンした事もない。ゴルフ始めて22年の間、アマの方とは大きな距離を置くゴルファーでした。その距離がおっさん塾で縮まった。

11名を指導して分かった事がある。彼等はゴルフを難しくしていた。最初の3カ月、月に1度のレッスンなれど、どうしてそんなに難しいことばかりやろうとする? と彼等に問い続けた。11名は答えることが出来なかった。易しさと難しさの違いを彼等は知らなかった。

長く悩み続けて来た人である。スウィングが乱れし時、基本型に戻れば乱れは収まるのだが、基本型知らねば戻れるところがない。そうなりゃ、乱れ求めて突っ走るだけ。

11名は突っ走っちゃ立ち止まりを繰り返していた様子。突っ走って悩み、立ち止まって悩みの繰り返しだ。ゴルフが難しくなるのも当然。易しくせよと求めるのが無理なのかも知れぬ。


11名に基本型を教えた。3カ月過ぎて彼等は難しさと易しさの違いを知識で理解した。で理解して貰うのに次の3カ月を必要とした。その後、彼等のスコアは一気に伸びた。

今年4月、11名は卒塾した。現在、11名全員、ベストスコアを更新中と聞く。

基本を知ればよいのです。最初に頭の中で知り、次に体で知っていけばよい。基本はショートスウィング。

ゴルフは悩めば基本に戻るの繰り返しで上達していくものです。その繰り返しの中で、基本型から進化変化した人それぞれの基本型も作られて行くものだ。基本型を知りたる人が深き悩みにブツかる事はない。基本型はゴルファーを助ける

ただ、パッティングの基本型だけは分からない。だから私にはパッティングの指導は出来ない。私に出来るのはティからグリーンに上がる迄のショット指導のみ。

貴兄の不調がショットであるのなら、小学館発行「練習嫌いはこれを読め」、ダイジェスト発行「スウィング進化論」「続スウィング進化論」、そして「ゴルフ進化論」ビデオなどに眼を通して頂ければ比較的簡単に解決される事と思う。

パッティングを原因とする不調ならば私には荷が重い。ショット乱れし時には基本への戻りを勧めます。ショートスウィングに戻ればよい。

野生塾トップへ戻る