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ゴルフ野性塾スペシャル
No229...距離と振りの強さ...(1/28)

されど10ヤードの抑え・・
ゴルフ歴8年、HC19。どちらかといえば堅実なタイプのゴルファーです。そこで、現在身につけたいことが、PWのコントロールショットです。PWで110ヤードのフルショットはそれなりに打てるようになったのですが、100ヤードを少し抑え目に打つと、ダフったりトップしたりと、よくあるミスをしてしまいます。私にとってたかが10ヤードを抑える感覚がされど10ヤードなのです。塾長、10ヤード抑えて打つコントロールショットを教えてください。

(兵庫県・37歳)


近い距離は強く打て

どこかが緩んでいる。バックスウィングか、フォローか、それともアドレスか。この3カ所の内の1カ所が緩めばインパクトが緩む。

ミスショット時、インパクトの緩みを指摘する声は多いが、何故インパクトが緩むのかを考えねばならぬ。3カ所の内の1カ所がインパクトを緩ませるのです。

貴兄のスウィングはバックスウィングの緩み癖を持っているのではと思う。10ヤード幅が打ち分けられぬ原因の多くはバックスウィングの緩み。ほんの少し手首を硬めて打つべきでしょう。ロングサムよりはショートサムのグリップにして下さい。その方が緩み難い。

そして、アドレス時のボールと体の距離を近づけるべきです。近づけば左脇は締め易くなる。ボールと体の離れ過ぎは緩みの原因となり、ミスを多発させるものだ。

フィニッシュ時、右手首の角度を維持する意識も必要。右手首の角度を維持すればそのスウィング幅の中で強く振って行ける。100ヤード以内は緩めちゃいけない。100ヤード以内も強く振って行くべきです。

誤解が多過ぎる。近い距離は力を抜いて、と理論外れの常識は教える。この常識は大嘘である。

トップ型とフィニッシュ型を決め、その位置を決め、その幅の中で強く振って行くのが最善。距離は強いスウィングの振りで作って行くべきだし、それが基本。

緩みのスウィングはいけません。プロは強く打って行きます。スウィング幅とトップ型、フィニッシュ型、それにその型の位置決めすれば、100ヤード以内が緩む事はない。貴兄はどれかが出来ていないのでしょう。

強く打てるスウィング作りを目指しなさい。然れば、プレッシャーに強いスウィングが作られて行く筈です。


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