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ゴルフ野性塾スペシャル
No187...ショートスウィングが腰痛対策...(3/12)

ゴルフで腰を痛めました
最近、ゴルフをしたら腰が痛くなり、スウィングするたびに腰痛に悩まされています。塾長は腰痛になったとか、ゴルフで故障したという話は聞きませんが何か対策、予防方法などがあるのでしょうか。ぜひ教えてください。

(東京都・38歳)


私の打法は健康スウィング

どの程度を故障というかは人それぞれなれど、痛み覚えた個所は4カ所あります。

まずは。私は24歳になったばかりの時にゴルフを始め、27歳と11カ月の時、プロテストに通った。まずは順調なる出足だったと思う。

3カ月後、妹の運転する乗用車の助手席に乗っていた。信号待ちしていた時、後ろからダンプにオカマほられた。ムチ打ち症。

以後、ムチ打ち症とは縁ありて、都合7回のムチ打ち症に出会い、我が首、極めてモロい状態のまま、今日を迎えている。

腰痛は昭和55年の5月。朝、起きた時、ギクッと来た。尻から首筋迄、電気が走った。この腰痛は1年間、残ったが、冬場の1日200キロの自転車乗りと徹底的な柔軟体操で直してしまった。

ストレッチ体操だったが、誰も来ないし、人眼につくこともない周防灘CC17番ホールのバックティを鍛練の場として直した。

又、腹筋、背筋、側筋、大腿部筋のトレーニングを集中的にやったのも効いたと思う。

左肩に痛みが来たのは43歳の頃。左腕が前方斜め45度以上、上がらなくなった。気配ゼロの突然の症状だった。これが四十肩か、と思った。

すぐに集中トレーニングに入った。周防灘CC11番ホールから13番ホールに平行している林道を歩いた。左右の腕を上下に振りながら1キロの山道を毎日5往復した。3カ月で痛みも腕の上がらぬ症状も消えた。

現在は左足首の痛みを覚えている。軽い痛風か、体重増で足首に負担、増したがための痛みであろう。暇あれば歩いている。

首はムチ打ち症、腰痛は寝違いと、持っていた疲れの合併症状、左肩痛は年齢から来たもの、左足首は日頃の不節制、と原因は分かっている。スウィングを原因とした痛みではない。

スウィングに関する限り、私は体の無理な使い方はしていないとの自信を持つ。4つの痛みはスウィングの悪さから生じた痛みではないのです。

私のスウィングは丈夫で長持ちするスウィングだ。だから、子供の指導にも自信を持って立ち向かえる。

貴兄はショートスウィングで打て。首も肩も背中も足も逞しくなりますぞ。ショートスウィングで100球打つと、首筋が丈夫になった感じを覚える。もしショートスウィングがなかったら、多分、7回のムチ打ちに耐える事、出来なかったと思う。5年前に見つけたショートスウィングの型は今、我が身を守る打法になっている。

ショートスウィングすると首は太くなっていく。塾生の首は太い。総てショートスウィングが原因。腰背筋、僧帽筋と、下から上に筋肉の太さは上がって行き、首に達するのです。

私は機械トレーニングを好まぬ。プロゴルファーは旅が仕事。日頃、使い慣れてる機械が旅の途中にあるのであれば問題ないが、無ければ出来ないトレーニングスタイルとゆうのはおかしい。

自分の体の重たさを利用した腕立て伏せ等がプロゴルファーのトレーニングには適していると思う。やりたい時にやれるトレーニングが理想

塾生にはケガ、故障防止と体力増強を目的として腕立て伏せ、腹筋、背筋、側筋、大腿部内転筋のトレーニングをさせているが、機械は一切使わない。己の体だけを使わせている。

貴兄はショートスウィングで球を打て。それが最善の腰の強化方法だと思う。


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