ゴルフダイジェスト出版案内>ゴルフ野性塾SP

ゴルフ野性塾スペシャル
No186...ゴルフの苦と楽の道...(3/5)

プロは楽しんでいますか?
最近、コンスタントに90台前半で回れるようになり、ゴルフが楽しくて、楽しくてしょうがありません。プロは毎日ゴルフができていいなーなどと思うのですが、やっぱり仕事となると楽しくないのでしょうか。また楽しむことと試合での強さは関係してくるのでしょうか。塾長はどう思われますか。

(埼玉県・31歳)


苦と楽は平行の道

苦しさを超えなければ、楽しさを知ることはできない。

楽しくやるのがスポーツ、と識者は言うが、苦しさと楽しさは常に平行の道。苦しさの道を歩み、ポンと楽しさの道に飛び移り、又、苦しさの道に飛び移らねばならぬのがスポーツの筈。楽しさばっかりで歩いて行ける様な競技は無いと思う。

経験とは2つの道の交互の渡りから生じるものだ。楽だけでも駄目。苦と楽の平行の道がスポーツ。

貴兄は楽しめ。今、楽しみの道の途中。いずれは来る苦しみの道。しかし求める必要はない。来るな、と叫んだとて、無視したとて、進歩して行くためには必ず訪れる苦の道。

プロもアマも関係ない。苦の道と楽の道は誰にでもあるのです。楽しんで勝てる時もあれば、苦しみ抜いて勝つ時もある。要は、その時どっちの道を歩いているかが。楽しんで勝ち、苦しんで勝ち、その繰り返しで長き現役、続ければ至宝なり。

現在、私は楽しんでいる。ゴルフも物書きも、日々の生活、総てを楽しんでいる片側の道の途中。その内、苦の道が訪れるでしょう。その時、苦を楽しめる状態にあるのか苦に没入せねばならぬ状態にあるのかは、我が身の運。

先は考えますまい。明日も考えない。今を誠実に過ごしたい。そう思ってます。


野生塾トップへ戻る