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ゴルフ野性塾スペシャル
No168...親バカの生き方...(10/24)

ゴルフに興味を持たせたい
現在、私には高校生の息子がいます。 息子はサーフィンに興味があるようで、暇さえあれば海に出掛けています。ひとつのものに興味を持ち、それに打ち込んでいる姿勢は認めますが、親の私から言わせてもらうと、あんなサーフィンなんて、という感じです。先日も息子にゴルフをすすめてみました。一緒に練習場に行き、興味を持ったみたいですが、やっぱりサーフィンの楽しさには適わなかったらしく、それ以来やっていません。なんとかゴルフに興味を向かせる方法はないでしょうか? 親バカだとは思いますが、塾長のご意見をお聞かせください。

(埼玉県・53歳)


貴兄も私も親バカ

左様、匿名希望の貴兄は親バカだ。サーフィンに熱中している息子を誇るべきでしょう。

目的の持てない子は多い。高校進学、大学進学も目的なれど、その平凡な目的さえ持てない子がいる。

親バカ症候群は子の将来を案じる時より発生する病い。貴兄にも症候群発生の気配は出ていますぞ。

ゴルフであれば、老いてもやって行けるスポーツであり、将来、サーフィンでどうやって喰って行けるのだ、と案じているのでは? それは時期尚早の悩みであり、子への干渉と思う。

一途に打ち込む姿に拍手すりゃ、子供は親の生き様を眼鏡外さず見つめて来るものです。

サーフィンでも勉学でも打ち込み様は同じ。その辺り、貴兄は十分に分かっておられる。分かっていて、サーフィンよりはゴルフを、と願う親の心。いつの日か、子供は分かってくれましょう、貴兄の心。

ゴルフに進まずとも、親の心を分かってくれればいいではないですか。それが親バカの辿り着く終着の心と思う。

他人は分かってくれなくても、我が子供だけは、と思うが親の心。私も親です。貴兄と同じ。

私に出来る事は己の健康に留意し、生、終える迄然り気なく過ごし、然り気なさの中、笑顔を絶やさぬ事と思っています。

極めて難しき事と分かってはいますが、その難しさも然り気なさの中のもの、と考ゆる次第。ご自愛あれ。



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