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ゴルフ野性塾スペシャル
No128...曲がり球の修正...(1/17)

コースだとうまくいかない
 ゴルフを始めて10年余り、練習場では軽いフェードボールでしっかり220ヤード前後飛ぶのですが、コースではフックとヒッカケが必ず出てしまいます。ややフックグリップなのが原因なのか、トップでクラブがねてしまうからなのか、またコースだとどうしてもボールをつかまえようとするのが原因なのかといろいろ悩んでいます。塾長、どうかご教示お願いします。

(埼玉県 Dr.Y)


リズムに問題あり

貴兄は己の欠点を理解しておられる。

その通り、貴兄の言う総てが原因だ。

フックに悩む人のウェークポイントは1ヶ所のみ。

左ひざ

左ひざが伸び切った時、ドヒッカケ球は出る。

ベン・クレンショー然り、トム・レーマン然り、フックに悩んで来た者はインパクトでの左ひざの伸びを何よりも嫌う。彼らは左ひざの伸び難いリズムで打つ。

逆にスライスの出る原因は左肩。次に左ひじ。要するに、フックは下半身から生じ易いものであり、基本的にはスライスは上半身の動きが招くものである。

フックの出難いリズム、スライスの出難いリズムはあります。それは左ひざの伸び難いリズムであり、左脇の開き難いリズムでもある。そこを考えれば、フック矯正、スライス矯正は容易。軽い癖は10球で修正できる。

激しい悪癖を持つ人でも100球あれば逆の球筋に変える事は出来るものだ。

スウィング型部位の動きリズムの三態を眺め、そのバランスを計りながら修正して行けばよい。レッスンプロはその能力とレッスン技術を持っている。

スウィング型は文字でもいいラストでも説明出来るが、部位の動きとリズムは直接の指導でないと説明、矯正は出来ない。

貴兄は練習場では確かなボールが打てている様子だ。コースに出ると、フック、ヒッカケ球。 スウィング型で直すもいいが、リズム修正の方がコースで乱れる人には適する

貴兄の曲がりはボールを捕まえようと欲す欲から生じたスウィングリズムの乱れを一の原因としている筈。レッスンプロの許に行かれるが最善なれど、ここでアドバイス出来ることもある。フォローをゆっくりとした振り抜きにすることです。

フック、ドヒカケは早過ぎるフィニッシュで出て来る球筋だ。それを修正してやればよい。左ひざを曲げた左足の上で体重を回転させてやるフィーリングを持ってください。それで、ヒッカケ矯正のリズムが作れるかも知れない。

貴兄の前で2つのリズムで打ってみせれば、すぐに理解して頂けるリズムの違いだろうし、貴兄のものになるヒッカケ防止リズムなれど、それは出来得ぬ相談。やはり、レッスンプロに打って貰い、レッスンプロのリズム眼で覚えて行くのが最善の策

少なくともレッスンプロは5つのスウィングリズムは持っている。ドスライス防止出来るリズム等を持つ。それを学べばよい。練習場で乱れず、コースで乱れるはスウィング型よりはリズムに問題あり。レッスンプロの許へ行くべきでしょう。


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