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ゴルフ野性塾スペシャル
No126...ヘッドの軌跡...(1/4)

テンプラが止まりません
 ゴルフを始めて4年になりますが、ドライバーでテンプラが出て止まらない日があります。あれってどうしてですか? 今度は大丈夫と思って打っても、またテンプラでとてもショックになってしまいます。どうか連発テンプラ防止策を教えてください。

(静岡県・会社員)


ヘッドの動きを考えよ!

ゴルフの基本的な思考ルートを述べる。

ボールが曲がった時、最初に何を考えるか? ヘッド軌跡であるヘッド軌跡が最も重要なのであって、スウィングはヘッド軌跡を作るひとつの手段に過ぎぬ。

ただ、ひとつの手段と言ったって、他にヘッド軌跡作れる方法はないので、スウィングはヘッド軌跡とは表裏一体のものである。

過去、スウィングを表の顔とし、ヘッド軌跡は裏の顔として論じられていた。とゆうより、本格的見地に立ってヘッド軌跡の論じられる事はなかった様だ。

ヘッド軌跡の基本弧は3×3の9本。この9本に応用弧が入って来る訳だが、応用弧は81本。81本を論じるにはスウィング型も併せ論じる必要はある。その作り方を論じる必要性も生じる。簡単ではない。

それがゴルファーの試行錯誤状態を救う論と分かっていても、論に踏み込んで行くのは大変だ。

軌跡論が姿を現せば、自分に合った弧型論を見つけ、そのより高いレベルの作り方に従えば一気の進歩は得られよう。道が分かれば、歩けばいいだけの話。

だが、その道は未だ荒涼たる領域。道の型は出来ていない。理想のスウィングへ向かって、人、それぞれの81本の弧があるのです。

軌跡論はハンディゼロへの一直線の道。理論統合も出来る。誰が論じる? 誰が書く? 時を待つしかない、と思う。

私はスウィングとヘッド軌跡への認識を180度、変えてみた。ヘッド軌跡を表の顔とした。一遍にスウィング作りが簡単になった。勿論、ヘッド軌跡修正も簡単となるは道理。

ヘッド軌跡を考えてみて下さい。その段階で腰を落としてジックリと考えれば、テンプラを出すヘッド弧の動き、それを正すにはどうすればよいのかが見えてくる筈。

頭が痛いから鎮痛薬投与とゆう類の応急処置では駄目だ。頭痛の原因を尽き止めるべきだし、そうでなきゃ、テンプラはいつの時も貴女を悩ませる。

ダウンスウィング時、ヘッドが鋭角に入って来ても、鈍角に入って来てもテンプラは、生じます。鋭角的に入るヘッド弧なのか、鈍角弧なのか、を知るが第一。あるいはヘッド弧の中心がズレているのかも知れない。そこを把握すれば、スウィング修正は簡単に出来る。

力みでテンプラになると言ったって、力みがヘッド弧を歪めてるだけの事。正しいヘッド弧を作りに行けば、力みは消え易くなるものだ。

逆の発想も要ります。女性の場合、左ひじの曲がったインパクトをすればテンプラは出易い。じゃあ、左ひじを伸ばせばよい、と教えられても伸ばすのが困難。スウィングの癖、気持ちの焦り、欲等の複合要因で左ひじは曲がって行くのだから・・・。

複合要因を解決つけて行くには、原因解決の入り口を間違えない事。テンプラの出ないヘッド弧を作りに行けばよい。結果、それでインパクトの左ひじは伸びる様になって行くものだ。

同じ結果を得に行く時、スウィング型から修正しに行けば10の努力を必要とするが、ヘッド弧を正しに行けば1の労力で済む。この事、ジュニア塾生指導の中で認識した事です。

ヘッド弧を正せば、体はその動きを覚えて行く。複合要因を一遍に解決してくれる。貴女はレッスンプロの許へ行け。レッスンプロはヘッド弧の正し様を知っている。

以上 ----。


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