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ゴルフ野性塾スペシャル
No119...風と四季...(11/8)

季節の変わり目?
  塾長はよく連載で、季節の変わり目を感じた現象を書かれていますね。その度に塾長のプロゴルファーとしての、執筆家としての、そして一人の人間としての研ぎ澄まされた感覚の素晴らしさに感心しています。ところで塾長は日本の四季の中で、どの時期が一番お好きですか。(--中略--) 塾長が季節の変わり目を一番感じる時、いうのを教えていただければ幸いです。

(徳島県・35歳)


風に四季を感じる

今の私、ゴルフは9ホールでいい。9ホールのあとは、コース内の小川の流れを眺めながらボケーッとするのが好きです。

ゴルフに疲れてる訳ではない。飽きた訳でもない。9ホールのプレーで充分に楽しめる様になってきただけ。

アゲンストの風が吹いてるホール、風の眼を探す。そこに打ってゆけたらいいなと考える。

スコアを求めるゴルフから、少し変わつつある様に思う。プロはスコア第一じゃないか、と言われても、それで楽しめるんだから己を変えるつもりはない。

先日、札幌市内、ススキノの一角、ビルとビルの間を歩いていた。冷たい向かい風が吹いていた。フッと思った。都会の風に眼はないのかと・・・。

立ち止まった。ゆっくりと深く呼吸した。眼は見えなかった。

漁師の方は風の眼が見えると聞いた。でも、船の機械化が進む程、見えなくなるとも聞いた。

今の私の楽しみは、風の眼を探すこと。九州オープンでは、風の眼を探してプレーしてゆきたい。

18歳から20歳にかけ、私は座禅を好んだ。京都の妙心寺で多く座ったが、宝塚の山の中、深夜、松の木の下で座ったこともある。野犬がいる筈なれど、野犬は来なかった。

あの頃、私は己の中の何かを捨てていた様に思う。今は分からぬ。今の私で生きてゆくだけ。

近頃、ホテルの部屋で座禅を組む。坐るといった方が適切か。夜中の3時過ぎ迄、原稿書いて、夜の明ける頃迄、坐ることが多くなった。その後は眠る。

体は丈夫であり、母に感謝している。母より先には死ねない。後からゆっくり死んでゆくつもり。それを親孝行と考ゆる。

季節を然り気なく眺め、季節の空気と風に遊べたらと思う。春、夏、秋、冬、いずれも好きです。沖縄の冬もいいし、秋田の冬もいい。

これから先、札幌、秋田の冬を過ごすことになる。熊本ジュニア塾と同様のものを、今度、秋田市と札幌市でやる予定。札幌は動き出した。子供の選考会は6月4日と5日。翌6日より始まる。秋田市の方は早ければ6月2日、3日の予定。遅れたら6月下旬、全米オープン観戦取材帰国後となろう。多くの方の協力を得た。

徳島、鳴門の季節は如何ですか・・・。私は旅の中で季節に挨拶しています

周防灘の四季は優しい。高校2年の雅樹、中学2年の寛子の故郷でもある。いずれ、2人は豊前市を離れるだろうが、故郷の季節はいつも待ってくれるだろう。

いずれ、私も周防灘を離れると思う。離れる時が来る、と思った時、周防灘の季節に懐かしさを感じた。

9ホールのゴルフです。寒くても暑くても楽しめます。ゴルフ場の週休日、雪の中でプレーしたが、楽しかった。季節の変わり目は風で知る。風の重たさが確実に変わる。風の香りが変わってゆくのは、そのズーッとあとです。

貴兄の四季に幸多きことを祈る。


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