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ゴルフ野性塾スペシャル
No104...研修生の練習環境...(7/19)

教えてくれる人がいない
こんにちは塾長。ボクと今年高校を卒業して、4月から研修生としてゴルフ場に勤めています。高校まで野球をしており、体力には自信があります。しかし、それまではゴルフなんかしたこともありませんでした。現在、勤めているゴルフ場にはプロはいません。ゴルフは知り合いのシングルさんに教わっています。プロになるためには、プロゴルファーから教わるべきでしょうか? プロのいるゴルフ場で、研修生をした方がいいのでしょうか?

(静岡県・18歳)


一途の練習をしなさい

プロになれるか、否かは本人の体・技・心、それぞれ25パーセントとゴルフ場支配人の支援する心25パーセントで決まって行くものだ。

才能努力も体・技・心の中に入っている。運だけはどこにも無い。運は振り返ってみて見えるものであり、前へ進む者に運の姿は見えない筈。運を探してはいけない

研修生の身で運が無い、と嘆く者は阿呆ったれ。運がないのは本人ではなく、周りである。

この辺りの理解出来てない研修生が意外と多い。嘆き、過大なる自己評価は不満心を生む。不満持つ者は過ぎたる自己評価をしている。不満持つ者は嘆く。

研修生心得第一カ条 --- それは己の練習環境に不満持たぬ事。持てばテストに通らぬ。持つ暇なんて無い。暇ある者は己に甘え、生きる事に甘えていると思う。

一つや二つの甘えは許されるが、図々しく三つも甘えて、それで自分の思い通りに事が運ぶ筈もない。

1日1000球、打つ事だ。1000球打てば、甘さは辛さに変わり行く。早朝もあれば、夜もある。1000球打つ時間はナンボでもあります

プライベートな時間が必要とホザいた野郎がいた。研修生のプライベート時間は球叩く時間。酒を飲み、女を抱く時間ではない。

3年、我慢すりゃテストに通り、酒も女も飛び込んで来るのに、その3年の我慢が出来ん野郎がいる。

60年、生きたとして、3年は60年の5パーセント。バブル時代の銀行金利と同じ率。我慢は人生金利である。生きるんだったら、払わなきゃいけないもの。人生60年、我慢3年は成功を得るがための金利。

最初の1年、必死に練習すれば、周りは応援してくれる。プロになった者は、自分の努力で周囲の応援をつかみ取っている。努力、足りなかった者はつかみ取っていない。

研修生となった最初の1年が勝負。下手でもいい、練習すりゃ周りは応援の気持ちと眼を向けて来る。

テストには通る。貴兄は己を見つめよ。プロを目指せる75パーセントの心があるのか、を確かめよ。あれば、支配人は貴兄に好意を持つだろう。練習環境は変わって行く。

研修生生活は、己の責任範囲となる体・技・心の75パーセントから始めなければならぬ。プロの存在は関係ない。今、情報はどこにでも転がる。雑誌、テレビ、ビデオ、と勉強する気になれば幾等でも勉強の手段は転がっている。

プロの理論、スウィングは貴兄と共に在り、だ。1年間、一途の練習をせよ


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