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ゴルフ野性塾スペシャル
No101...スウィングのリズム...(6/28)

早く振りすぎる?
私は自他ともに認める「早打ち」です。よく「チャーシューメン」だの「1・2のサーン」というような言葉を頭で唱えて打つといいといいますが、私の場合、そんなことをすれば下手なショットがますます不安定になる。要するに、早く打ちたくてたまらないのです。
友人に言わせると「君の腕が上がらないのはそのせいだ。もっとゆっくりしたリズムで振れればもっと飛ぶし、方向性もよくなる」とのことですが、塾長はどう思われますか。やはりゆったりとしたリズムで大きく振ったほうがよいのでしょうか。

(三重県・29歳)


大切なのは大きさだ!

ゴルフスウィングの基本は大きく振り抜くこと。小さく振って飛ばせるならば小さくてもいいが、余程に肉体の素養なければそれは難しい。やはり、大きく振り抜くことが飛距離、方向性を合わせ持つスウィングとゆうことになる。

ゆっくりとしたリズムとゆうのは、大きく振るための一つの手段なのであって、ゆっくり振ることが即、飛距離を生むものと考えてはいけない。

ビュンと振った時、大きくは振り難い。振りの大きさがゆがめば、球はヘッドの芯から外れるし、結果として飛距離、方向とも狂うもととなる。ゆっくりリズムは、バランスよく大きく振るための手段。それ以上のものでも、それ以下でもないと考えた方がいい。

飛距離を考えれば、速く振るにこした事はない。ゆっくりと振って飛ぶ訳はない。正確なスウィング軌道上を速くヘッドが走れば、球は遠くへ飛ぶに決まってる。

ゆっくりといっても、プロとアマ、プロの中でもスピードは違う。プロのゆっくりは、アマの方の目一杯よりも遥かに速い。

体全体の調和があればこそのスピードです。プロはゆっくり振ってると言われても、見れば速いものでしょう。

ゆっくり振る意識よりは、大きく振る意識を持つ方がいい。大きく振る意識は、必然、ゆっくり振らせるものです。

ゆっくり振っても大きいスウィングの出来ない人はいる。でも、大きく振ればゆっくりと振るでしょう。

この辺のやり方を雑に取り扱ってきたのが、日本のレッスンなんです。だから、レッスン受ける程に悩みは生じ、深まることになってゆく。

早く打ってもいいから、大きく振ることです。ビュンと上げて、ビュンと振り下ろしてもいいが、小さいスウィングになってはいけない。小さくなると、軌道確保が難しくなります。

大きく振ってください。


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