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ゴルフ野性塾スペシャル
No51...周防灘の四季...(7/6)


蛍狩りで父の背中を思い出す
蛍の季節になった。私の住む豊前市の雇用促進住宅はタンボの真ん中にある。故に小さな流水路が多くあり、その付近に蛍が生息している。

昨日6月4日の夜、女房子供と宵の散歩がてら蛍を見に団地周辺を歩いてみた。いたいた、沢山いた。淡い黄色い光がボワーッとあちこちに浮かんでいた。ゆるやかな水の流れのモワモワした草の中に、光の合唱が出来ていた。

道端に座り込んで見ていたら、何となく父を思い出した。父は私の20歳の時に亡くなっているが、私の幼少時、よく散歩につれていってくれた。ただ、歩くだけであったが、帰り道のおんぶが楽しみであった。父の背中は暖かかったのを記憶している。

昨夜、長男雅樹、長女寛子をかわるがわる背負って帰ったが、疲れた。二人とも、重くなっている。

今日6月5日、仙台へ。そして北海道へと移り行き、そのまま15日にアメリカへ飛ぶ。団地の中の子供らの喧騒を暫く聞けぬのがチョッピリ残念な、長き取材の旅が始まる。