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ゴルフ野性塾スペシャル
No2... コースについて...(6/30up)

真の名門の定義とは何か?

ゴルフ場には「名門コース」なるものがあると聞きます。
そうしたコースは、どういう点が名門なのでしょう。

歴史の長さですか、メンバーの質ですか、それともマナーにうるさい点か、名プレーヤーを輩出していることか。

いかなる定義があるのか、意見をきかせてください。
(甲府市 YK)


メンバーの和と職員の質です
「名門」に定義なし。

貴兄のいわれている条件、コースの歴史、メンバーの社会的地位、共存マナーの確立、メンバー最優先のクラブ姿勢、従業員の落ち着いた接客態度等、数えれば世間一般で観念的にいわれている「名門を形作る条件は多くあります。

だいたい、以上の条件を満たすゴルフコースは日本全国に10カ所あるかどうか、というところでしょう。

私はプレーヤーサイドから見た「名門」とは、メンバー間の和が豊かにあるコース、人生の先輩に敬意を表す謙譲の美徳の漂うクラブの雰囲気こそが「名門」たる資格であると思っております。

金権が横行すれば、伝統を持つコースは閉鎖的になるもの。当然の理でもありましょう。

閉鎖的姿勢も、時には必要。クラブハウスに入って、その雰囲気が「シットリ」しておれば名門に近いものと思って間違いはありますまい。

私は古きコースに行くと、落ち着けます。
新設の、ガンガンザワザワなスタート前の雰囲気には疲れを覚えます。
私は「名門」コースが大好きです。静かでよい。

次にこれが一番の問題でありますが、ゴルフ場職員の質の問題。
これこそがゴルフ場の価値を決めるもの。職員の質こそが「名門」でありうるか否かの境目でしょう。

「名門」とは、ゴルフ場職員の接客態度にあると断じてよいと思っております。